新潟市中央区のかんだ整骨院、神田です。
肩こりで湿布やロキソニンテープで肌がかぶれてしまった。と先日お聞きしました。
どうしてかぶれるのかな?と色々調べていると色々なことが見えてきました。
そこで肌がかぶれてしまった理由と、貼らなくても肩こりを解消する方法を記事にしました。
最後までご覧いただけたら幸いです。
肩こりは湿布が効かない?お医者さんでロキソニンテープが処方される訳
日常の疲労や悪い姿勢で身体の歪みがひどくなると、血液の流れが悪くなって、首・肩の筋肉に酸素や栄養が届きにくくなっている状態が肩こりです。
湿布を買ってきて貼ると、その時は気持ちがイイけど
「すぐにスカスカが無くなってイマイチ改善を感じられない」
との声をよくお聞きします。
確かに、私も貼って30分もしないうちにスカスカ感が弱まってしまう経験があります。
それは、湿布の作りにある様です。
湿布の皮膚へ貼る面は、水分を多く含み『ぷよぷよ』しています。
その水分の蒸発作用の冷却効果で筋肉の腫れを引かせようとします。
湿布の水分は比較的早く蒸発してしまうために効果が短く感じるようです。
肩こりは冷やすより温めたほうが症状が緩和しますので、温めて血液の流れを良くする方が効果的です。
ですから、湿布は捻挫や打撲といった『ケガ』に使用する方が効果が感じられるでしょう。
ロキソンテープを貼ると楽になるけど、長期間の使用での副作用とは
お医者さんへ慢性的な首や肩の痛みで診ていただくと、ロキソニンテープを処方されることが多いように思います。
ロキソニンは痛みや腫れに効果が期待されるお薬で、早い効き目が期待できるとてもキレのある鎮痛薬で、痛みや熱冷ましに良く処方されるお薬です。
そのロキソニンが塗布されているのがロキソニンテープです。皮膚から薬効を吸収する事で効果を発揮させます。
またロキソニンテープは説明書にも書いてありますが、長く使用していると様々な副作用が出ると書いてあります。
それは、かぶれ、赤く腫れる、色素沈着、お腹の調子が悪くなる等です。
使用時間も長く貼って24時間、数日間の連続利用しか出来ないと記載されています。
お薬は、内服薬も外用薬も、用法・容量を守ることで効果を発揮します。
ロキソニンが効いているうちに肩こりを感じなくなれば副作用もないですが
かぶれてしまったり調子が悪くなったのは、薬の容量が過剰になってしまったとも考えられます。
肌に負担のかけない肩こり解消法
湿布やロキソニンテープの効果や副作用を考えると
長期間継続的に使用できないことがご理解いただけたと思います。
湿布やロキソニンテープを貼らずに肩こりを解消する方法、4つご紹介します。
ウォーキング
ウォーキングはお手軽な全身運動です。早足で1日15分以上がんばってください。
歩くことで、血の流れが良くなり、筋肉の硬さが緩んできます。
また、歩く場所によってウォーキングの効果を上げることが出来ます。
それは公園や河川敷など緑の多い場所で歩くことです。
森林や緑の多いところは気持ちが落ち着く経験はございませんか?
緑の可視光線は神経を安定させ、気持ちが落ち着くセロトニンが分泌されますので身体の緊張が緩みます。
肩こり体操
肩こりで動きの悪くなっている肩・背中の運動です。患者さんから好評な運動です。
手のひら合わせ体操
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1.背筋をぴんと伸ばして、左右の肘を胸の前で合わせ、両手のひらも合わせます。
2.手のひらと両肘を合わせたまま、ゆっくりと腕を引き上げていきます。このとき肘ができるだけ離れないように意識してください。
3.限界まで腕を高く上げたら、ゆっくりと元の状態に下げます。
両手をしっかりと押し合い、時間をかけてゆっくり上下することがポイントです。
12回行ってください。
肩すくめ体操
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カバンを持って、肩をすくめるように上下します。
12回行ってください。
肩・背中の筋肉が緩む運動です。一日数回行ってください。
入浴
時間がないと、ついついシャワーだけで済ませてしまいがちですよね。
バスタブに、じわっと汗が出るくらいゆっくり浸かって温まってください。
深部まで温まり、入浴後もポカポカして気持ちいいですよ。
入浴は筋肉の緊張が緩みますから、とても効果的です。
食事
血行を良くする食べ物を積極的に取り入れていただくことで、筋肉が緩み肩こりが軽くなります。
ビタミンB 豚肉、大豆、うなぎ
ビタミンC レバー、貝類(あさりやしじみなど)、魚類(さんまやいわしなど)
ビタミンE 緑黄色野菜(赤ピーマンやブロッコリーなど)、淡色野菜(キャベツやカリフラワーなど)
タンパク質 豚、牛、鶏、魚類、大豆
マグネシウム ひじき、アーモンド
更に、身体を温める成分が豊富な生姜もおすすめです。
まとめ
湿布・ロキソニンテープは症状緩和に使うもので、根本的な肩こり解消にはならない事をお伝えしました。
軽い運動と、栄養に気をつけていただくことで血行が良くなってきて、肩こりが改善していきます。
この記事があなたの肩こりの改善にお役に立てれば幸いです。
また、この方法でも良くならない肩こりは、当院の整体治療がお役に立てるかもしれません。
私までご連絡ください。
(監修 柔道整復師 神田博行)