こんにちは。新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
今回はぎっくり腰に対してのセルフケア【その2】になります。
ぎっくり腰の寝方をご紹介させていただきます。
ぎっくり腰で、「どのようにして寝たら楽ですか?」と質問されることはとても多いです。
ぎっくり腰は起きていても寝ていても、動きにくいですし、とても辛いですよね。
この記事をご覧いただくことで、ぎっくり腰の辛さから少しでも解放していただけたら幸いです。
ぎっくり腰を簡単に説明します
ぎっくり腰は『急性腰痛症』と言い、欧米では『魔女の一撃』とも言われ、腰が強い痛みで動けない状態を指します。
- 重いものを持った時
- 急に体を捻った時
- 前に屈んでものを取ろうとした時
- 椅子に座って立ち上がろうとした時
- くしゃみや咳をした時
- 歯を磨いてうがいをした時
- 起床時起き上がった時
- スポーツで強い力が腰にかかった時
当院に来院された患者さんからお聞きする原因の抜粋です。
実は、日常で何気ない動作で『ピリッ』『グキッ』となり、ぎっくり腰を発症することが多いようです。
また、たくさんのぎっくり腰を診させていただいて分かったことは、肉離れ等の筋肉を損傷していることは少なくて、代わりに強い筋肉の緊張で硬くなっていることが特徴として観られます。
さらに各方面のデータを見ても、ぎっくり腰は無理せず動ける範囲で日常を過ごすことで、約2週間で治まっていきます。
『無理せず動ける範囲』が条件になりますが、仕事・学校・家事・育児など無理する環境は満載ですし、強烈な痛みの時は、はっきり言って動けないのが事実です(院長経験談)。
※2週間経っても、痛みや動きが全く何も変わらなかったり、痛みが強くなる・微熱が出るなどの見られた場合は、筋肉の過緊張以外の問題がある可能性がございますので、整形外科医に相談してください。
そこで、2週間の辛い時間を短縮させる方法をここでお話しさせて頂きます。
前回のおさらい
ぎっくり腰について書かせていただいております。
前回は蒸しタオルを使って、過緊張している筋肉に対してのアプローチの方法をお話しさせて頂きました。

まだの方は、ご覧ください。
腰に無理がなく寝る方法
ぎっくり腰になると、どうやって寝たらいいの?と多くお聞きします。
仰向け?うつ伏せ?横向き?
たくさんのぎっくり腰を観させていただいた経験から一番楽に寝れる体制は『横向き』です。
解剖学的にも横向きは、お腹や腰の筋肉の緊張を緩めると言われています。
横向きでも『シムス位』が一番楽に寝れるようです。
シムス位の取り方

シムス位は、特別な道具を必要とせず、誰でも自然ととれる寝姿勢のことです。

次の手順で姿勢を安定させましょう。
- 体の左側を下にして、横向きに寝る。
- 体をややうつ伏せ気味にして、下の左足を楽な位置に伸ばす。
- 上側の右足は股関節から曲げて、左足より前に出して置き、安定させる。
- 右手は肘から曲げて楽な位置で安定させる。
- 体の下になる左手は、体の後ろで自然に伸ばす。
シムス位は左側を下に寝ることを推奨していますが、
痛みの感じや、普段のくせなどで個人差が大きいため、右側を下にしても問題ありません。
足や手の位置を寝やすいよう自分が一番リラックスできる姿勢を見つけてください。

また、座布団やクッションを足に挟むか、毛布などを丸めて頂き、抱き枕のようにして寝ると更に楽になります。
まとめ
この度は、ぎっくり腰の時に楽に寝れる方法をご紹介させて頂きました。
ぎっくり腰は痛みや動きの制限もありますし、仕事や学校、趣味が思うように出来ずとても辛いですよね。私もぎっくり腰の経験がありますが、シムス位はお世話になっております。
この姿勢で随分と楽になれますし、痛みの少ない姿勢は回復を早めますのでぜひ取り入れてみてください。
最後に楽に寝れるようになったけど、早期回復をお望みなら、当院の整体治療でお手伝いができます。
ご相談いただけたら幸いです。
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TEL 025−211−9541
【監修:柔道整復師 神田博行】