こんにちは、かんだ整骨院の神田です。
当院でご相談の多い頭痛ですが、頭痛は様々な要因で発症していることはご存知でしょうか?
肩こり、ストレス、気圧の関係、メンタルなど。
中でも、緊張型頭痛と片頭痛が多くを占めて、混在するケースも見られます。
今回は、頭痛のタイプが混在した患者さんのお話を記事にしました。
混在の頭痛は何を注意したら良いか。予防になる運動等が内容となっております。
頭痛でお悩みの方は、ご一読ください。
緊張型頭痛と片頭痛の混合で、肩こり、こめかみの痛みがつらい
日本頭痛学会によると
片頭痛が人口の5〜10%、緊張型頭痛が人口の約20%であることが最近の疫学調査で報告されています。すなわち、国民の4人に1人が頭痛に悩んでいるということになり、これらを正しく診断し、適切な治療を行うことの重要性がお分かり頂けるかと思います。日本頭痛学会ホームページより
頭痛でお悩みの方が多いと理解できます。
新潟市在住 R.Sさん 35歳男性で職業がデスクワークで緊張型頭痛と片頭痛でお悩みの患者さんへのアプローチとアドバイスをご紹介します。
R.Sさんが頭痛で悩まされるようになったのは、大学を卒業し就職の後だそうです。新しい環境、慣れない仕事と色々ストレスも感じていたとのことです。
症状は、疲れが溜まったり、気候の変化で頭痛を発症してしまう。慢性的な首こり、肩こり。特に閃輝暗点が前兆に出ると吐き気を伴い、動けなくなり仕事とや日常に支障をきたしてしまうとのことでした。
クリニックで投薬治療を受けてはいるが、なかなか思うようではないとのことで、ご来院されました。
スッキリした日が少ないので、頭痛を忘れて過ごしたいんです
と切実なお言葉が印象的でした。
検査をすると
・身体の歪みが
・神経系の反応に誤作動が見られる(病的反応ではなく)
・頭痛で明確な圧痛点が見られる
・首の動きが良くない
このような所見が見られました。
繊細さんに多い緊張型頭痛と片頭痛。混合で注意する点は?
緊張型頭痛と片頭痛の記事は以前書かせていただきました。合わせてご覧ください。
この二つの頭痛は、特徴があります。表にまとめました。
緊張型頭痛 | 片頭痛 | |
痛み方 | 頭がギューっと締め付けられる痛み | こめかみがズキンズキンと痛む |
原因 | 筋肉の緊張・炎症 肩こり・首こり・ストレス | 神経と血管の炎症 光・ニオイ・音・気圧や天気・肩こり・対外的なストレス・寝不足・アルコール・チョコレート・チーズに含まれる『チラミン』・低血糖(空腹) |
予兆 | 特になし | 頭痛の予感や、眠気、空腹、むくみ、気分の変調など |
前兆 | 肩こり・首こり・ストレス | 頭痛より前に起こる症状で、キラキラした光、ギザギザの光(閃輝暗点)※前兆がない場合もあります。 |
頭痛発作時 | 動ける | 動けない、寝込む |
血行 | 悪くなると酷くなる | 良くなると酷くなる |
一番気をつけなければならない点は、血の巡りです。
緊張型頭痛の特徴は、血の巡りが悪くなった結果で肩こりや首こりに伴って発症するのに対して、片頭痛は血の巡りが良くなると、前兆を伴って発症します。
さりとて、身体は血の巡りが良きに越したことはありません。この辺が混合頭痛の日常生活の難しいところでもあります。
患者さんにも、このような複雑な部分をご理解いただきました。
そこで神経を整える治療で、神経の誤作動で血管が拡張する片頭痛を治療することで緊張型も寛解してくる組み立てで、治療を進めることにしました。
治療を進めて、3回目には肩こり、首こりの状態があまり気にならなくなったそうです。5回目に来院される前、一度片頭痛の発作があったそうですが、以前よりも酷くなく緩和までの時間も短く済んだとのこと。さらに、疲れにくくなったとお喜びの様子でした。
現在は、月に一回のメンテナンスで、片頭痛をコントロール出来ています。
緊張型頭痛と片頭痛の予防とセルフケア、注意点
注意点としては、血の巡りが良くなると悪化する『片頭痛』は、下記の頭痛体操や軽い運動を行うことで、症状が強くなってしまいます。
その際は運動を控えて、首にある頸動脈を冷やすことが応急処置になります。
片頭痛持ちの方も、症状がない時は運動をする事で予防になりますので是非お試しください。
頭痛体操
片頭痛の予防と緊張型頭痛の緩和ができる頭痛体操を、リンク内でご紹介しております。こちらをご一読ください。
軽い運動
20分ほどリズムよく散歩するのは、脳のストレスを緩和すると言われています。さらに、緑の中を散歩すると、脳内のセロトニン神経が活性され、より効果的だそうです。
緑の多いところを散歩すると気分が落ち着くのは、そのおかげのようですね。
患者さんの声
Q.何が決め手で当院を受診されましたか?
A.・HPを拝見し、自分の悩みが多く解決できそうだったため
・脳のアプローチに興味を持ったため
・酸素カプセルを体験してみたかった
Q.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
A.・緊張型頭痛、片頭痛
・首・肩・腰の痛み
・慢性疲労
Q.実際に受診されてよかったことを書いてください。
A.初回ではあるが、可動域が広がったことを実感でき、体がスッキリした。長年悩んでいるので、次回以降も期待しています。
まとめ
緊張型頭痛と片頭痛で来院された患者さんのお話を元に、注意点や予防をご紹介しました。頭痛体操を日頃の運動にお使いくださいね。
また、頭痛でお悩みの方は我慢なさらず当院までご相談くださいませ。