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ランニング後に足の甲が痛むのは『中足骨の疲労骨折』? 外反母趾のせい? その原因と治療と対策について【姿勢】

こんにちは、かんだ整骨院の神田です。
ランニングで足の甲を故障されるのは、スポーツ障害でとても多く、お困りの方も多いとお聞きします。
その症状で来院された患者さんに提供させていただいた、治療とご自宅でできる体操を記事にしました。

足の甲の痛みでお悩みの方はご一読ください。

目次

ランニングのイベントに息子と出場したい。走った後、足の甲に痛みが…

息子さんとマラソンのイベントに参加するためランニングをしていていたら、足の甲に痛みが出るようになった患者さんのお話です。

この患者さんは、新潟市在中の斎藤さんで年齢は48歳、職業は電気設備工事会社を経営されております。

ランニングを始めてから数日の後、走った後に右の足の甲に違和感を感じていたが、そのまま練習をしていたら、足の甲が本格的に痛くなったそうです。普段、息子さんと一緒に走る機会はなかなかないので、何とか治して出場し、完走したいとのことでした。

そこでインターネットで、いくつかホームページを見ていて、ご自身の身体にあっていると感じられ来院されました。

ランニング後に足の甲が痛むのは、姿勢と外反母趾の影響もあった

足の甲が、ランニングやウォーキング、長時間の立ち仕事などで痛む時に、一番懸念されるのは『中足骨の疲労骨折』です。
繰り返される地面からの衝撃が蓄積したのが原因です。

齋藤さんは幸い骨折の所見が出なかったので良かったですが、中足骨の疲労骨折はしばしば見受けられますので、注意が必要です。

更に、斎藤さんのお身体を詳しく検査すると、いろいろなことが分かってきました。

・足の甲が腫れている(炎症)
・身体が右側に歪んでいる
・股関節の可動が悪い
・痛みの出ている足首・膝・股関節のアライメントが歪んでいる
・扁平足
・外反母趾

扁平足と外反母趾は、学生の頃からで、長時間の歩行で外反母趾に違和感があったことも。また『姿勢が悪い』と良く注意されていたとのことでした。

齋藤さんにはこのようにご説明しました。

院長 神田

学生の頃から姿勢が悪く、身体が歪み、その影響で股関節の動きが悪くなって、股関節・膝関節・足首が円滑に動くアライメントが歪んでしまったようです(ニーイン・トゥーアウト)。そこから扁平足・外反母趾になったようです。
扁平足は、地面からの衝撃を吸収しにくいので、疲れやすいばかりか、故障の原因につながります。
ランニングのオーバーユースと、歪んだアライメントで走り続けてしまうことで、足の甲に痛みが出たと思います。

齋藤さんはご納得の様子でした。

治療は、身体の歪みを整えた後、下肢のアライメントを修正する手技と、微弱電流機器で足の甲の炎症を抑える治療を行いました。

イベントまで1ヶ月程でしたので、週に1回の治療で4回治療し、足の甲の痛みはほぼ問題なくなりました。

息子と走ることができて、とても良い思い出になりました♪

との大喜びでした。私もお役に立ててとても嬉しかったです。

股関節・膝・足首の運動軸がズレるとは?(ニーイン・トゥーアウト)

足のお悩みで来院される患者さんに多く見られるのが、股関節・膝・足首の運動軸のずれです。これは、『ニーイン・トゥーアウト(膝が内に倒れて、つま先が外を向く)』または『ニーアウト・トゥーイン(膝が外に倒れて、つま先が内を向く)』とも言われ、足のアライメントを指します。これらは不良アライメントで、様々な問題につながります。

実は、X脚・O脚もこのアライメント問題です。(X脚・O脚は後に記事にします)


下肢アライメントが歪むと姿勢も崩れてきます。それに伴い、下肢の筋バランスが崩れるため、扁平足・外反母趾・膝の障害・足首の障害・股関節の障害・腰痛・肩こりなど様々な問題の原因になりかねません。

写真を見て、あなたにアライメント不良が見られたら、これからご紹介する体操を行なってください。

ランニングで足に違和感や痛みの出る方必見。セルフケア対策について

下肢のアライメント修正には、この体操を行なってください。また、扁平足や外反母趾の方にもオススメします。

アライメントを整える『かべスクワット』

壁の角を使って行うスクワットです。このスクワットは壁の角が無いと成立しませんので、ご面倒ですが角を探してください(笑)



壁の角に背中を付け、足の外側は壁に密着させます。

その状態をキープしながら、お尻を下に落としていきます。

足の外側が壁から離れそうな手前まできたら、元の状態に戻ります。

15回を3セット。毎日行います。

スクワットの注意点!

スクワット時は前屈みにならない!
足の裏や指は、なるべく力を入れない!
足の外側はかばから離さない!

このスクワットは、とても万能で様々な問題を解消してくれる運動です。頑張ってください!

患者さんの声

Q.何が決め手で当院を受診されましたか?
A.いくつかホームページを見て、自分にあっていると感じた

Q.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
A.体のメンテナンス

Q.実際に受診されてよかったことを書いてください。
A.・先生が細く話を聞いてくれて、説明してくれる。
 ・今まで何となく思っていたことを分かりやすく教えてもらえた。

まとめ

ランニングで足の甲を痛めた患者さんの、原因と対策をご紹介しました。
アライメントを整えるかべスクワット、お試しください。

来院された斎藤さんも、問題なくイベント参加され息子さんとの思い出を作れてとても良かったです。私も嬉しいです。

ランニングやウォーキングで足の甲を初め、下肢の不調でお悩みでしたらぜひご相談ください。

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かんだ整骨院 神田博行
院長
1974年1月 旧新津市生まれ
・北信越柔整専門学校卒
・柔道整復師(厚生労働大臣免許第32245号)
・講道館柔道弐段
・TPI Lv.2メディカルプロフェッショナル(タイトリストパフォーマンス研究所)
・脳医学BASE研究会
・趣味 ロードバイク、食べ歩き、whisky・cognac・armagnac

『臨床経験26年以上の知識と経験で、あなたの健康に寄与いたします』

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