こんにちは、新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
腰痛は多くの人が抱える問題で、特にデスクワーカーにとっては避けられない課題の一つです。ここでは、腰痛に対する理解を深め、日常生活でできる予防策や対処法についてご紹介します。
読者の皆様が腰痛と上手に付き合い、健康的な生活を送るための一助となれば幸いです。
腰痛の実態:意外と知られていない事実
腰痛の多くは「非特異的腰痛」
日本人の約3割が抱えると言われている腰痛ですが、その原因が特定されるのはわずか15%と言われています。CTやMRIなどの画像検査で特定される「特異的腰痛」は全体の15%に過ぎないと言われています。
なんと、85%は原因が明確でない「非特異的腰痛」とされています。これは、腰痛を抱える多くの人が特定の疾患によるものではなく、生活習慣や姿勢など、さまざまな要因が絡み合って発生していることを意味します。
なぜ私たちは腰痛に悩まされるのか
腰痛の大きな原因の一つは、身体の深部にある『腸腰筋群』と腰背部筋の関係があります。
通常、腸腰筋群が背骨を支え体幹の安定に寄与し、股関節の運動に大きく関与しています。この腸腰筋が、一定の機能を保てなくなった時に、腰への負担が大きくなります。
腸腰筋群が使えない→腰背部の筋肉に負担がかかる→体が歪む→腰椎や椎間板への負担が大きくなる→腰痛
デスクワークで気をつけたい腰痛対策
立位より座位が腰に負担が掛かる
ナッケムソン(Alf Nachemson MD, PhD、1931. 年 – 2006年)によると、立位、座位、前傾姿勢が椎間板圧に与える影響についての研究は、先駆的で広く参照されています。
立っている状態に比べ、座位は腰椎にかかる負荷を40%増加させ、前傾姿勢や重量を持ち上げる動作は100%以上の負荷増加を引き起こすことが示されました。
このことから、座位が立位より『腰の負担』が大きくなり、腰痛のリスクが高まる事が理解出来ます。
さりとて座ってないと仕事は出来ない…負担の少ない座り方とは?
- 机の高さや椅子を見直す
- スタンディングでPC作業をする
- 就業時間でも軽い運動が出来る
『デスクワーク 腰痛』とインターネットで検索すると、このような結果が出る事があります。確かに、これらができれば腰痛のリスクは軽減されるかもしれません。
自宅ならともかく、オフィスではなかなか実現が難しいこともありますよね。
でも諦めないでください!
デスクワークで腰痛のリスクを軽減する方法、それは『座る姿勢』で、負担の少ない座り方があります。
当院で推奨している座り方をブログにまとめてあります。以下を併せてご覧くださいませ。
まとめ
デスクワーク=座る 座っていると腰が辛くなるのは、身体の構造上リスクが高まるとナッケムソン医師も言っています。そこで、この度のブログは、以前活かせていただいた、負担の少ない座り方をご紹介しました。
同時に長くても30分に一回は立ち上がっていただき、その場で足踏みをするだけでも腰の負担は軽くなります。ご参考までにお試しくださいませ。
最後に、頑固な腰痛は治療が必要なこともあります。そんな時はお近くの、医療資格をお持ちの治療院へご相談されてください。
また、当院でもデスクワークの腰痛解消の治療を施術しております。いつでもご相談くださいませ。
【監修:柔道整復師 神田博行】