こんにちは、新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
寒暖差疲労も3回めです。
このブログは、寒暖差で起こる様々な不定愁訴について書かせていただいております。
↓に関連した記事がありますので、お読みでない方はそちらもご覧いただけたら幸いです。
寒暖差疲労の原因と症状
急激な気温の変動が自律神経に与える影響は以前から指摘されています。特に、7℃を超える温度の変化は、体調の不調を感じる人が増加する主要な要因となり得ます。
自律神経は、我々の身体の核心的なシステムの中で、体温、血圧、心のリズムなどの基礎的な機能を管理しています。気温が大きく変わると、このシステムのバランスが崩れ、さまざまな不調を招きやすくなります。
たとえば、暑くなると、体は余分な熱を排除するために汗をかきます。だが、すぐに気温が下がると、この調整が間に合わず、体がストレスを感じることが考えられます。逆に、冷えた環境から急激に暖かくなった場合も、体の反応が遅れる可能性があります。
これらの温度変動の影響で、頭痛やめまい、疲れ、吐き気、筋肉の違和感などの症状が現れることが考えられます。さらに、自律神経の不均衡は、心的なストレスや疲労を増加させ、生活の質にネガティブな影響を及ぼす恐れがあります。
そのため、温度の変動に柔軟に適応し、健康を維持するために、服装の選び方や日常の体調管理が重要となります。
寒暖差疲労の対策: 首周りを冷やさない重要性と方法
首周りは、人体の中でも特に温度変化に敏感な部分であり、この部分が冷えると自律神経のバランスが乱れやすくなります。寒暖差疲労を予防・緩和するためには、首周りを適切に保護し、冷えから守ることが不可欠です。以下は、首周りを冷やさないための対策の詳細です。
- 首周りの重要性: 首は、大動脈や頸動脈などの主要な血管が通っている部分であり、体温調節の中心となる部位です。首周りが冷えることで、血流が悪くなり、頭部への酸素供給が低下し、頭痛やめまいの原因となることがあります。
- マフラーやストールの活用: 外出時や冷房の効いた場所での滞在時には、マフラーやストールを巻いて首周りを温かく保つことで、冷えを予防することができます。
- ネックウォーマーの使用: スポーツ用品店などで販売されているネックウォーマーは、首周りをピタッと覆い、冷えから守ってくれます。特に、寒暖差が激しい日や風の強い日におすすめです。
- 湯たんぽや温熱シートの利用: 寒い季節や冷えを感じるときに、首周りに湯たんぽや温熱シートをあてることで、じんわりと温めることができます。
- 首のマッサージ: マッサージといっても『グリグリ』『強い指圧』は逆効果なのでおやめください。赤ちゃんを扱うような柔らかさで首をマッサージすることで、筋肉の緊張をほぐし、血流を良くすることができます。特に、一日の終わりに、温かいハンドタオルやホットパックを用いて首を温めながらマッサージすると効果的です。
- 服装の工夫: 季節の変わり目や気温の不安定な日には、高めのネックデザインのトップスや、インナーにタートルネックを選ぶことで、首周りの冷えを予防することができます。
まとめ
首周りを冷やさないことは、寒暖差疲労を予防する上で非常に重要な要素となります。日常の生活の中で、上記の方法を取り入れることで、健康を維持し、快適に過ごす手助けとなるでしょう。
寒暖差疲労対策をやっても、なかなか体調が戻らない方は、他に原因があるかもしれません。その際は当院でお回復のお手伝いができますので、ご相談ください。
【監修:柔道整復師 神田博行】