「椅子の座り方でずいぶん姿勢が変わるんですね」
「この座り方を意識するようになって、肩こりがマシになってきました」
と、良好なお声をいただいております。
姿勢が崩れて椅子に座ると肩こりの原因に?
こんにちは、新潟市中央区女池東のかんだ整骨院、神田です。
肩こりがお悩みで通院されている患者さん方へ、「肩こりが酷くなる時は、どんな時ですか?」と伺うと
- デスクワークで座っているとき
- 長距離ドライブで座っているとき
- 商談で座っているとき
- 授業で座っているとき
との声をよくお聞きします。
また、「座るときに気にしていることはありますか?」との問いには
「初めは姿勢に気をつけて、背筋を伸ばしています。でも、時間が経つにつれ、だんだんしんどくなって、姿勢が悪くなります」との声も。
なるほど。一般的に「背筋を伸ばす」のは良いと言われていますが、なんだか身体に負担がかかる場合もあるようです。
さらに、「いつも通り座ってみてください」と座っていただくと、肩こりでお悩みの多くの方に、共通することがありました。
それは『座るポイントがずれて『姿勢が悪くなる』事でした。
なぜ悪い姿勢が肩こりの原因になるのか?
肩こりは、頭と首と肩をつなぐ筋肉(僧帽筋)が関係しています。
この筋肉は、重い頭(体重の10%~15%)を支えています。
座るポイントがずれて姿勢が悪い状態が続くと、余計に負担がかかりますので、筋肉は疲労して疲労物質が溜まります。
疲労物質の影響で筋肉が膨張して、血の巡りが悪くなります。
疲労回復には十分な栄養が必要になります。栄養が行き渡らないと回復できず、さらに疲労物質が溜まります。
このような悪循環が続くと、固く収縮し「こり」「痛み」となります。それが肩こりです。
デスクワークやドライブで悪い姿勢が長く続くと、肩こりがキツくなるなるのは、このためなのです。
仕事や学校でアクティブに過ごしていただくために、普段の座り方に少し意識を変えていただくことで、肩こりの改善や予防になる座り方をお伝えします。
姿勢が良くなる、肩こりの予防・改善の座り方
これからお伝えする座り方で、姿勢良く座ることが出来ます。
1.お尻と太ももの間(坐骨)に、指(中指)を横から添えます。
2.添えたまま、指の上に座る。
3.手は添えたまま、そのまま座ります。
添えた手を外し、両足をまっすぐ正面へ向けます。
重たい頭が体の中心に乗っていますね。
肩の力が抜けていて、とても自然できれいに座れています。
また、肩に力が入ってきたかな?と思った時は、一度立ち上がって、リセットしてみてください。
最後に
意外と知られていない、椅子に座るコツをご紹介させていただきました。
自宅や会社、車内で意識して少し意識していただくことで、悪い姿勢を予防できます。読んでいただいている方の肩こりが、少しでも良くなっていただけたら嬉しく思います。
また、この座り方をしても、肩こりが少しも変わらない場合は、他に原因があるかもしれません。
その際は当院の整体治療でお役に立てますので、お気軽にご相談ください。