新潟市中央区弁天橋通の、かんだ整骨院です。
今回は、五頭山からの下山中に左腰を痛め、その後も「座っていると痛い」「立ち上がった直後に腰が伸びない」という症状が残っていた方の症例をご紹介します。
発症直後の強い痛みは徐々に落ち着いていましたが、身体を評価すると、腰と股関節をつなぐ腸腰筋が十分に力を発揮できていない状態がみられました。
そこで腸腰筋を含めた体幹・股関節周囲へ施術を行ったところ、立ち上がりやすくなり、先ほどまで伸びにくかった腰も伸ばせるようになりました。歩行や前かがみの動作にも改善がみられました。
今回は、発症までの経過と、私が腸腰筋に着目した理由をお話しします。
五頭山からの下山中、左腰に違和感が出始めました

登山を楽しんでいると、景色に目を奪われたり、歩くことに夢中になったりして、ついつい時間が経つのを忘れてしまうこともありますよね。
気温や湿度の高い日は、いつもと同じように歩いているつもりでも、思った以上に疲れがたまることがあります。
今回の患者さんが五頭山へ登られたのも、そんな暑さと湿度の高い日でした。
水分補給には気をつけていたものの、途中から「このままだと体調が悪くなりそうだ」と感じていたそうです。
その後、下山中に左腰へ違和感が出始めました。
最初は歩けないほどの痛みではなかったため、そのまま下山を続けましたが、徐々に痛みが強くなり、いわゆるぎっくり腰の状態になりました。
強い痛みが落ち着いても、座った後に腰が伸びない

発症から1週間ほどすると、当初の強い痛みはかなり軽減していました。
ところが、日常生活ではまだ困る場面がありました。
長く座っていると左腰が痛くなる。そして、椅子から立ち上がろうとすると、腰がすぐには伸びない。
少し身体を動かしていると徐々に楽になりますが、長く座っていると再び症状が現れます。
そこで問診では、痛みの程度に加え、どのような姿勢や動作で症状が変化するのかを詳しく伺いました。
特に着目したのが、座った状態から立ち上がるときの動きです。
腰痛の評価で腸腰筋に注目した理由

椅子から立ち上がる際には、腰だけでなく、股関節や骨盤、体幹、脚などが連動して働きます。
そのため私は、腰痛で来院された方にも、股関節や体幹の動きを確認することがあります。
今回、脚を持ち上げる動作などを評価したところ、腰と股関節をつなぐ腸腰筋に力が入りにくい状態がみられました。
腸腰筋とは、どのような筋肉なのか?

腸腰筋は、主に大腰筋と腸骨筋から構成され、股関節を曲げて脚を持ち上げる働きを担っています。
歩行や階段昇降はもちろん、登山などで脚を前方へ運ぶ際にも使われる筋肉です。
特に大腰筋は腰椎から大腿骨へつながっており、股関節の運動だけでなく、腰椎・骨盤周囲の力学にも関係すると考えられています。
今回の評価では、この腸腰筋が十分に力を発揮しにくい状態にあることが、施術を組み立てるうえで一つの手掛かりになりました。
施術後、立ち上がりや歩行にも変化がみられました

評価結果をもとに、腸腰筋を含めた体幹・股関節周囲へ施術を行いました。
施術後、もう一度身体を動かしていただきました。
すると、椅子からの立ち上がりが楽になり、先ほどまで伸びにくかった腰も伸ばせるようになりました。
さらに歩いていただき、前かがみの動作も確認すると、こちらも随分楽になったとのことでした。
「かなり楽になった」
その言葉とともに、施術前に困っていた動作にも変化がみられました。
当院では、身体の評価をもとに施術の方針を組み立て、その後の反応をもう一度確認しています。
今回も腸腰筋の機能低下を一つの手掛かりとして施術を行い、立ち上がりや歩行など、日常動作に改善がみられた症例でした。
※ご紹介した内容は個別の症例であり、施術後の経過や変化には個人差があります。
ぎっくり腰は、痛みが減ってからの動きにも注目しています

ぎっくり腰の強い痛みは、時間の経過とともに軽減していくことも少なくありません。
一方で、今回のように、日常生活の特定の動作で症状が残る場合もあります。
例えば、
- 長く座っていると腰が痛くなる
- 椅子から立ち上がった直後に腰が伸びない
- 朝、起き上がるときに腰が固まったように感じる
- 歩き始めは痛いものの、動いているうちに楽になる
といった症状です。
問診では、普段どのような場面で困っているのかを教えていただければと思います。
「仕事でしばらく座っていると痛くなる」
「最初の数歩がつらい」
「前に曲げるのは平気だけれど、身体を起こすときが怖い」
何気ない一言が、身体を評価する際の重要な手掛かりになることもあります。
私の方からもお話を伺いながら、一緒に症状を整理していきます。
新潟市中央区で、ぎっくり腰の相談先を探している方へ

思い通りに身体を動かせないのは、つらいことです。
家事に時間がかかったり、仕事中も腰のことが気になったり。小さなお子さんがいれば、抱っこをするのにも不安を感じるかもしれません。
せっかくの休日も、腰の痛みが気になって趣味を心から楽しめない。
私自身も身体を痛めた経験があり、普段できていたことが思うようにできないもどかしさを感じてきました。
だからこそ、目の前の痛みだけでなく、その方が普段どのような生活を送り、何に困っているのかにも目を向けたいと思っています。
かんだ整骨院では、発症までの経過を伺い、現在の姿勢や動作、筋肉の反応などを確認したうえで施術を進めています。
今回の症例のように、
「強い痛みは減ってきたけれど、座った後にまだ痛い」
「立ち上がったときに腰が伸びにくい」
「何となく以前の身体に戻っていない」
そのような状態で治療院を探している方も、一度お話を聞かせていただければと思います。
家事も仕事も、子育ても趣味も、できることなら腰の痛みを気にせず楽しみたいですよね。
今の身体がどのような状態なのか。私が評価で確認できたことを、できるだけ分かりやすくお伝えします。
※腰痛に加えて、脚の明らかな筋力低下、会陰部の感覚異常、排尿・排便の異常などがある場合は、速やかに医療機関を受診してください。また、発熱や強い全身症状を伴う場合、大きな外傷後の腰痛なども、整形外科等への受診を優先してください。
【監修:柔道整復師 神田博行】
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参考文献
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