こんにちは、新潟市弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。先日患者さんから、肩甲骨剥がしは効果があるんですか?と質問をいただきました。
その時、肩甲骨剥がしをうまくご説明できなかったので、この度のブログに書きました。
当院の肩甲骨剥がし(笑)もご紹介してますので、ご覧ください。
肩甲骨は剥がれるのか?
最近テレビやインターネットでよく見かける『肩甲骨剥がし』。確かに肩甲骨を剥がすと、肩こりが楽になるようなイメージがありますよね。ではその肩甲骨は、実際に剥がれるのでしょうか?
実は、医学的な観点からは、そもそも肩甲骨剥がしという言葉は存在しませんし、肩甲骨はどこからも剥がれません(笑 いつの間にか世間に認識された造語のようです。
インターネットで肩甲骨剥がしを調べてみました。すると、肩甲骨を剥がすということは、肩甲骨周辺の凝り固まった筋肉をマッサージしたり、動かしたりして、スムーズに動けるようにすることを指すようです。
また、肩甲骨剥がしを行うことで、肩こり、首こり、肩関節障害(五十肩、インピンジメント、肩板損傷、等)にアプローチされてました。
実際に、肩甲骨周辺筋肉にアプローチすることで、問題解消されるものはとても多いと認識しております。
肩こりと肩甲骨の関係
では、肩こりと肩甲骨の関係を少しお話ししたいと思います。実は肩こりもそもそも造語で、医学的言うならば『頸肩腕障害、または症候』と呼びます。また、夏目漱石さんが関係しているとも言われています。
それはさておき、肩こりは姿勢の問題が大きく関係しています。様々な要因で姿勢が悪くなると、体のバランスが崩れます。すると、立ったり座ったりした際に、1番上にある重たい頭(4から6キロ)を支える筋肉に負担が生じます。
その負担が筋肉の緊張に繋がり、硬くなります。そうなると血管を圧迫して血液の循環が悪くなります。
血液の循環が阻害されると酸素や栄養が全身に行きわたらなくなり、老廃物も運び出せなくなってしまいます。コリの痛みは、筋肉内に蓄積された疲労物質が、神経を刺激するからです。
筋肉はずっと動かさずにいたり、逆に負荷をかけすぎたりすると、縮みっぱなしの状態になって、そのまま伸縮性を失ってしまいます。
肩甲骨
肩甲骨には、首や胸・背中から肩に至るまで、17種類の筋肉が肩甲骨についています。また、その筋肉たちは、頭蓋骨頸椎、胸椎、腰椎、骨盤、上腕骨、橈骨、尺骨、舌骨につながっています。
肩甲骨はたくさんの筋肉がたくさんの骨と連結していることがわかります。体の運動ととても密接な関係にあります。
そのことからも、肩甲骨の動きを回復させる事は、姿勢を整える1つの方法であり、肩こりを緩和する方法であるのが理解できますよね。
肩甲骨を意識した肩こり体操
当院でお伝えしてる肩こり体操をご紹介します。この体操は肩甲骨を滑走させつつ、首、肩、胸、背中の筋肉が連動して動くような体操になってます。当院の肩甲骨剥がしと言えます。
①顔の前で、手のひらから肘までくっ付けます。
②離さずに真上へ上げます。手が離れそうになったり、限界まで上がったら20秒キープです。
身体が崩れないように行なってください。
最初のポーズで、肘がつかない場合は、着くところまででOKです。
まとめ
最近よく耳にする、肩甲骨剥がしについて記事にしました。肩こりでお悩みの方は、肩こり体操をお試しください。毎日やることで、肩こりの解消の一助になると考えます。
あなたが、つらい肩こりから解放されることを望んでおります。
最後に、かんだ整骨院では肩こりに対する治療を行っております。先ほどの肩こり体操を行なっても緩和しない肩こりは、他に原因があるかもしれません。その時はご相談いただけたら幸いです。
【監修:柔道整復師 神田博行】