背骨の圧迫骨折で来院されました
こんにちは。新潟市中央区女池東、かんだ整骨院の神田です。この度は、背骨(胸椎)の圧迫骨折で来院された患者さんのお話を書かせていただきます。
背骨の圧迫骨折後や骨は良くなったけれども、背中や腰でお悩みの方に読んでいただきたいです。少しでも不安が解消され、ご参考になれば幸いです。
脊椎圧迫骨折の原因
背骨の圧迫骨折は、このような際に発生します。
・尻もちをついて転んだ。
・重いものを持った。
・転落や交通事故。
急に背骨に強い力が掛かった時に発生します。
患者さんは60代女性、職業は自営業の方です。3ヶ月前に、自動車から重いトートバックを不意に持ち上げた際に背中から腰にかけて力が入らなくなり、そのまま地面に崩れて座ってしまったとのことです。
すぐ病院に行ったところ、背骨の圧迫骨折との診断でした。3カ月間、整形外科で加療、リハビリを行い、圧迫骨折した部分は、ほぼ問題ない状態まで回復し医師からも仕事の復帰を許されたそうです。
ところが、お仕事長時間立っていることが多い為か、背中から腰にかけて引き連れるような痛みがあり、医師に相談するも、「骨は治っているから様子を見てください」とのことで、困っているところ、当院へ来院されました。
問診の印象は、「早く仕事に復帰して、フルで働きたいんです。お客様の笑顔が見るのが楽しみで!」とおっしゃられていたのがとても印象的でした。
脊椎圧迫骨折の治療と当院の考え方
医師目線での治るは、レントゲンで確認された『骨が治ったから』を言われます。さりとて、実際に背中や腰がツラいのは事実です。
それは、骨折後にかばっている動きや痛み等で体が歪んでしまい、筋肉が硬くなって背中や腰の血の巡りが悪くなります。
それが、背中や腰が痛くなったり、伸びにくくなる原因になると考えます。
体の歪みを整えることで血の巡りが良くなると、筋肉に栄養が行き渡るので、どんどん楽になっていくのです。
動いても痛くなかったら、それは治ったと言ってもいいのでは!と考えます。
写真をご覧ください。体の歪みを整える前後の写真です。
体の傾きが小さくなり「立ちやすく歩きやすい。身長が伸びた気がします!」とおっしゃられていました。
この状態をキープするためには、計画的に治療が必要なこともご理解していただき、「元の様に仕事が出来るように頑張る!」と前向きなお言葉もいただきました。
コルセットは外していいの?
脊椎圧迫骨折で骨が治るまでは、コルセットは必須です。骨が良くなってからはケースバイケースだと考えます。
つらい時は我慢しないで装着した方が良いですが、病院で作られた骨が回復する時のコルセットではなく、市販の腰痛ベルト等が良いと考えます。
しかし、1日中ずっと装着することは筋肉の衰えにつながるので、何か作業する際に限定して装着されると良いでしょう。
まとめ
脊椎圧迫骨折後で、日常生活で肩こり・背中痛・腰痛がなかなか解消されない方は当院がお役に立てるかもしれません。ご相談いただけたら幸いです。
(監修 柔道整復師 神田博行)