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膝が痛い!小中学生の膝の痛みはオスグットオスグットシュラッター?筋肉から見たメカニズム【成長痛】

目次

オスグットシュラッター病と診断されたお子様と親御さんへ

国家資格の柔道整復師として新潟市中央区女池(2023年現在は弁天橋通へ移転しました)に開院して16年になりますが(2023年現在)スポーツの盛んな地域がら多くのスポーツ障害でお悩みの患者さんが多く来院されています。

そのようなこともあり、オスグットシュラッター病(以下オスグット)で来院されるお子さんが非常に多いです。

好発年齢や競技特性

小学校5,6年生から高校1年生ぐらいの野球、サッカー、ミニバス、バレーボール、テニス etcジャンプ、ストップ&ゴーの多い競技、走力の求められる競技のスポーツ大好き少年少女特に少年に多く見られます。

初期症状・発症原因

最初は練習の初めに膝(ヒザ)の違和感、正座がしにくい、しゃがみにくい、などの違和感から始まり経過が思わしくないと膝のお皿の下に限局した痛みが出てきます。

さらに悪化するとその痛い部分が『ポコッと』隆起して正座が出来ない、しゃがめない、走ると痛い、階段が痛いなどの強い痛みになってしまいます。

「オスグットは成長期に多く運動を少し休んでれば、じきに良くなっていきますよ。」と言われて2週間から1か月大好きなスポーツを休んで大丈夫かなーと復帰後、やっぱり痛い(泣

安静にしていたのに良くならずにやっと取ったレギュラーポジションも失って精神的にも肉体的にも参ってしまうお子さんもいられます。

なぜ発症するのでしょうか?

  1. ハードな練習で休息が取れてない
    →オーバーユース
  2. ジャンプ、ダッシュ(ラン)時のフォームの問題
    →体幹の安定・カラダの使い方。
  3. 偏った練習
    色々なスポーツ競技を経験した方が良い年齢に同じ動作の反復で、偏った運動による種々の問題
  4. 日常生活の問題
    偏食、寝不足、日ごろの姿勢

    などが背景となるようです。

筋肉から見たオスグット

本来、身体を前に進める推進力の源の太もも後ろの筋肉(ハムストリング筋)と、瞬時にパワーを発揮する太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)は、膝関節の運動になります。

ハムストリング筋が収縮すると大腿四頭筋が弛緩する→膝が曲がる
大腿四頭筋が収縮するとハムストリング筋が弛緩する→膝が伸びる

この大腿部の協同運動とふくらはぎの下腿三頭筋のバランスが崩れてしまったときに膝関節の円滑な運動ができなくなり、膝のお皿の先に付着している膝蓋靭帯の付着部が引っ張られたようになり痛みが生じます。

ハムストリング筋収縮で膝屈曲

大腿四頭筋収縮で膝伸展

出来ていたことが出来なくなる

とにかく大腿四頭筋の柔軟性が失われますので突っ張った様な感じが強く正座が出来ない、しゃがめない、走ると痛いといった症状が出てしまうのですね。

私の治療室では上記の問題の他にカラダが硬い(柔軟性がない)事が多く見られます。

  • ふくらはぎが固くて、かかとを付けてしゃがむことができない。
  • お辞儀の姿勢から腰を前に曲げて行って手の指先が床につかない。
  • 股関節が固くて膝を抱えるような動作が出来ない。
  • 動きがロボットのようにギクシャクしている。

など。。。ロコモ症候群の子供版の様なお子さんをとても多く診てきました。

このようにして施術します

BASEで運動中枢のリセットを施療後、PNF神経筋整合法のオスグット専門の理学療法でなるべく痛みが出ない様に、ゆるやかに優しく関節を動かしていく運動療法を行います。

それによって筋肉の過剰な緊張が取れてきます。スムーズな関節運動と正しいカラダのバランスが戻ってきますので
早期の症状の緩和を望むことができます。「本当にこんなに柔らかい刺激でいいの?」言われる位優しい刺激で施療します。施療時に痛みを誘発してしまうと効果が少なくなることがあるので無痛で行います。治療後はまた再発したいようにホームケアーの説明と実際にファンクショナルトレーニングを行います。

施療後のご感想

  • 「数回の治療で正座が出来た」
  • 「しゃがめなかったのが出来るようになった」
  • 「ジャンプしても痛くない」

と驚かれて施術の感想を言われます。

治療を受けられたお子さんのお母さんからの感想です。

大会が近いとの事サッカーの練習がハードになって、右ひざに違和感が出てからもで無理して練習を続けていました。最初は練習後に痛くなっていたのが、階段の昇降時にも痛くなり近所の整形外科を受診し、オスグットシュラッター病と診断され練習を休み電気治療を行っていましたが痛みがなかなか良くならず、試合も近いとの事で気持ちも焦っていたところ、チームメイトに神田先生を紹介され来院しました。

先生は、なぜオスグットになるのか詳しく説明して下さりました。治療はゆっくりと関節を動かすような治療で
正直、これで良くなるの(先生すみません)と思えるぐらいでした。

治療後、「正座してごらん?」の先生の言葉に「出来るわけないよ」と苦笑いしながら正座し
「あ、ちょっと痛い位で正座できる!」子供の顔が驚きに変わった時、私もびっくりしました。
その後、5回くらいの治療で走ることが出来るようになり膝の下の出っ張っている所さえ押さなければ、サッカーしても痛くならなくなりました。
ホームケアーもしっかり教えて下さるので練習前と後のケアーもばっちりで安心です。オスグットでなかなか痛みの取れないお子さんはとりあえず治療受けてみてください!

神田先生、ありがとうございました。

10歳 サッカー 男子

【最後にお父さんお母さんへお伝えしたいことがあります】

体のどこであっても痛いところがあると、良いパフォーマンスができません。治るかどうか?また、早く治るかどうか?は親御さん次第です!お子さんはは1人では来られませんので。。。

来院の参考にしていただけたら幸いです。

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かんだ整骨院 神田博行
院長
1974年1月 旧新津市生まれ
・北信越柔整専門学校卒
・柔道整復師(厚生労働大臣免許第32245号)
・講道館柔道弐段
・TPI Lv.2メディカルプロフェッショナル(タイトリストパフォーマンス研究所)
・脳医学BASE研究会
・趣味 ロードバイク、食べ歩き、whisky・cognac・armagnac

『臨床経験26年以上の知識と経験で、あなたの健康に寄与いたします』

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かんだ整骨院
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