こんにちは!新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
今回ブログは、普段から肩こりを感じていたけど、ストレスやプレッシャーを抱えるようになったら。その症状が悪化してしまったケースについて書かせていただきました。
忙しい日常で、私たちはストレスを感じていることはとても多いと感じています。
肩こりとストレス
「最近、肩が重たいな」と感じていたら、急に症状がひどくなった経験はありませんか?
たとえば、仕事で大きなプロジェクトを任され、プレッシャーを感じたり、家庭の問題や人間関係の悩みをお一人で抱えてしまい、日々ストレスを抱えていることはありませんか?
これらのストレスは心身ともに大きな負担となり、不安や疲労感がさらに強くなることもありますよね。
「これだけ頑張っても認められない……」
「誰も助けてくれない……」
「人間関係で疲れてしまう……」
といったネガティブな気持ちに陥ることもあるでしょう。こうした状態が続くと、自律神経が乱れ、肩こりが悪化する原因となることがあります。
今回は、ストレスが肩こりにどう影響を与えるのか、そしてご自身でできる簡単な対処法についてお話しします。
忙しい毎日を送る皆さんにとって、役立つヒントになったら嬉しいです。
ストレスと自律神経
肩こりを感じているということは、体が歪んでバランスが崩れ、疲れているサインです。その上でストレスがかかると、脳や体はそれに対応しようとフル稼働します。
ストレスを受けると、自律神経のうち「交感神経」が活発になり、体を緊張状態に保とうとします。なぜかというと、そのストレスから回避しようとする本能の防御反応の一つで、動物は全てに備わった機能です。緊張状態はすぐさま体を反応させる準備みたいなものと捉えてください。
緊張状態は、短期間であれば問題ないのですが、長期的にストレスが続くと、常に緊張状態が見えないところで続くために、疲労し自律神経のバランスが乱れてしまいます。特に交感神経系は血管をコントロールしていますので、血の巡りに影響が出てきます。
結果、筋肉の働きにも悪影響を与えてしまいます。
特に肩周りは頭の重さを支える重要な部分です。血流が悪くなると、老廃物が溜まり、酸素や栄養が不足し、肩の筋肉が硬くなってしまいます。この状態が、ストレスで肩こりが悪化してしまった原因の一つと考えられます。
自律神経を整え肩こりも楽になる方法
このことから、乱れた自律神経を整え、肩こりに対する対処をすれば、症状は軽快します。
自律神経を整える呼吸法
4−7−8呼吸法の実践ガイド
リラックス効果が期待できる「4−7−8呼吸法」の手順です。リラックスしたいときやストレスを感じたときに試してみてください。
準備姿勢
快適な姿勢で座るか、横になります。
背筋を自然に伸ばし、全身をリラックスさせましょう。
息を吸う(4秒間)
口を閉じて、鼻からゆっくり4秒間息を吸います。
腹式呼吸を意識すると効果的です。
息を止める(7秒間)
吸い込んだ息を7秒間止めます。
その間、全身の緊張を意識的に解き放ちましょう。
息を吐く(8秒間)
口からゆっくり8秒かけて息を吐き出します。
吐くときは舌先を上の前歯の裏に軽く当て、息をすべて吐き切ることを意識してください。
繰り返し
このサイクルを4回繰り返します。
慣れてきたら、回数を5回、6回と増やしてもOKです。
肩こり体操
肩こり体操
肩こりで動きの悪くなっている肩・背中の運動です。患者さんから好評な運動です。
手のひら合わせ体操
1.背筋をぴんと伸ばして、左右の肘を胸の前で合わせ、両手のひらも合わせます。
2.手のひらと両肘を合わせたまま、ゆっくりと腕を引き上げていきます。このとき肘ができるだけ離れないように意識してください。
3.限界まで腕を高く上げたら、ゆっくりと元の状態に下げます。
両手をしっかりと押し合い、時間をかけてゆっくり上下することがポイントです。
12回行ってください。
肩すくめ体操
カバンを持って、肩をすくめるように上下します。
12回行ってください。
肩・背中の筋肉が緩む運動です。一日数回行ってください。
まとめ
日々のストレスや肩こりにお悩みなら、この記事を読んで「自分のことかも」と感じられた方も多いのではないでしょうか?
肩こりは単なる筋肉の疲れではなく、ストレスや自律神経の乱れが原因でひどくなるばかりか、その原因になることも少なくありません。
特に仕事や家庭、日常生活でのプレッシャーが続くと、自分では気づかないうちに体も心も緊張状態に陥りがちです。このような状態が肩こりを悪化させ、さらに心身の負担を増やしてしまうのです。
肩こりの解決には、乱れた自律神経を整えることが大切です。簡単な「4-7-8呼吸法」や肩こり体操は、自分でできる有効な方法です。まずは、日常生活に取り入れてみてください。
また、「最近、疲れやすい」「肩が重い」と感じたら、それは体からのSOSかもしれません。無理をせず、早めに適切なケアをすることで、症状が重くなるのを防ぐことができます。
もし自分だけでは解決が難しい場合は、専門家による治療が必要かもしれません。
当院では、体の歪みを整え、自律神経を調整することで、肩こりだけでなく、ストレスによる不調全般を軽減するお手伝いをします。いつでもご相談いただけたら幸いです。
【監修:柔道整復師 神田博行】