こんにちは!新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
日常生活の中で、
- 指がスムーズに動かなくなり「カクン」と引っかかるような感覚
- 手を使うと指や指の付け根が痛む
- 指が痛くて包丁が使えない
- 理美容業で指が痛くてハサミがうまく使えない
このようなご経験はありませんか?
ひょっとすると、「ばね指」という症状かもしれません。
ばね指になると、「カクン」と引っかかるだけならともかく、ロックして動かなかったり、戻る時に強い痛みを感じたりします。
家事やお仕事で、手を使うたびに症状を感じることが多いですし、つらいとは言え、使わない訳にはいかないので、とてもつらい症状ですよね。
また、
- このままロックが外れなかったらどうしよう…
- お医者様に手術を勧められたけど、仕事上時間が取れない…
と不安に思うことが多いこともお聞きします。
この記事では、ばね指について分かりやすくお伝えします。原因や症状を知っていただき、ご自身で貼れるテーピングの方法をお伝えします。
このブログをお読みになることで、少しでもばね指が楽になれたら幸いです。
ばね指ってどんな状態?
ばね指(弾発指)とは、指や親指の腱に炎症が起き、スムーズに動かなくなる状態です。指を動かす腱が腱鞘(けんしょう)というトンネルの中を通る構造が、自転車のブレーキワイヤーが、ハンドルとブレーキ本体をつなぐ細いチューブの中を通る様子に似ています。
ワイヤーが滑らかに動くことでブレーキが効くように、腱が腱鞘内を滑らかに動くことで指が自由に動きます。
しかし、指の付け根近くの腱鞘部分は、負担がかかりやすい場所です。ここに炎症が起こると腱の動きが制限され、引っかかりや「カクン」とはねる現象が起こります。
この状態が進むと「ばね指」と呼ばれる症状になります。
ばね指の主な原因
ばね指を引き起こす原因は、日常生活を送る上でありふれた動作の中に隠れています。
• 指の使いすぎ
ハサミなど同じ動きを繰り返す動作、パソコン作業や料理、スポーツなど、指を繰り返し使う動作が腱に負担をかけることがあります。
• 持病の影響
糖尿病や関節リウマチなどを持つ方は、病気の合併症で腱や腱鞘が炎症を起こしやすくなります。
ばね指の症状
ばね指の症状は、日常生活の中で比較的気づきやすいものが多いのが特徴です。
例えば、指を曲げたり伸ばしたりする際に、「カクン」と引っかかりや抵抗感を覚えることがあります。この引っかかりは、腱がスムーズに動かなくなったサインかもしれません。
症状がひどくなると「ロック」してしまい、戻すのが困難になることもあります。
また、特に朝起きた直後や指を動かし始めるときに、指の付け根や手のひらに痛みを感じることがあります。
さらに、炎症が進むと指の付け根部分が腫れてきたり、触ると固いしこりのようなものを感じる場合もあります。
これらの症状に気づいたら、早めに処置を行わなければなりません。
ばね指を予防・改善するには?
症状を悪化させないためには、早めの対処が大切です。
まず、指をしっかり休ませることが重要です。忙しい毎日の中では難しいかもしれませんが、指の使いすぎを控え、負担を減らすよう心がけてみてください。
また、日常生活で意外と負担になっている動作があります。それはスマホの使用です。姿勢や動作を少し工夫するだけでも、腱への負担を減らすことができます。
とはいえ、家事やお仕事が忙しくて、手を休める時間は取りにくいのが現状ですよね。
こちらのリンクは、セルフケアを動画でご紹介しているブログです。このセルフケアは当院で患者さんにご自宅でやっていただいている方法で、効果が確認された方法です。
合わせてご覧いただき、実践していただけると嬉しいです。
では、少しでも症状を緩和させる、ご自身で簡単に貼れるテーピングをご紹介します!
ばね指のテーピング方法
テーピングの方法を動画にしました。ご覧ください!
まとめ
ばね指は、日常の動作や仕事で指を酷使する方にとって、非常に負担の大きい症状です。
「指が動かなくなるのでは?」
「このまま悪化したらどうしよう」
といった不安を抱えている方も多いかもしれません。
この記事でご紹介したように、まずは原因を知り、症状を悪化させないための対策を取り入れることが重要と考えます。
とはいえ、忙しい生活の中で指を休めたり、動作を見直したりするのは簡単ではありません。そんな時は無理をせず、できる範囲で取り組んでみてくださいね。
そして、もしこのブログをご覧になっても症状の改善が見られない場合や、不安が残る場合には、治療が必要な可能性もあります。
その際は、国家資格を持つ専門家にご相談ください。
もちろん、当院でもばね指の治療は可能です。遠慮なくご相談ください。
【監修:柔道整復師 神田博行】