こんにちは!新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
シャワーを浴びる際に冷たいシャワーを浴びていますか?今回は、冷たいシャワーの効果についてお話しします。ここでいう冷たいシャワーとは、温度を下げたお湯ではなく、本当に冷たい水のことを指します。
サウナ後の水風呂のように特別なことと思われがちですが、日常的にお風呂やシャワーの最後に冷たい水を浴びることをお勧めします。風邪をひく心配があるかもしれませんが、実は冷たいシャワーは体に良い刺激を与え、健康に様々な効果をもたらします。
では、冷たいシャワーを浴びるべき4つの理由を詳しく見ていきましょう。
1. 免疫細胞の活性化
これから秋に向かい、風邪が流行し始める時期です。風邪に罹りにくくするには、免疫細胞の活性化が重要です。冷たいシャワーを浴びることで、以下の効果があります。
- 急性ストレスに対する体の反応として、免疫細胞が多く放出される
- 血液中のリンパ球やマクロファージが増加し、体内をパトロール
- 病原菌、毒素、がん細胞の発見と対処の機会が増える
- 慢性的な炎症に対して免疫反応を抑える効果もある
定期的に白血球の量を増やすことで、体内の炎症反応のバランスを整えることができます。
2. カテコールアミンの増加
冷たいシャワーを浴びることで、カテコールアミンと呼ばれる神経伝達物質が一時的に増加します。
- ノルアドレナリンが増加し、心拍数と血圧が上昇
- うつ病患者の気分改善に効果がある
- 脳の機能を刺激し、気分の変調や集中力の欠如を改善
脳の神経細胞を刺激する冷たいシャワーを習慣にすることで、mental healthの向上が期待できます。
3. 褐色脂肪細胞の刺激
冷たい刺激は褐色脂肪細胞を刺激します。
- 褐色脂肪細胞は、赤ちゃんの体内に多く存在し、エネルギーを燃やして体温を保つ役割がある
- 大人の体内にも限定的に存在し、エネルギー燃焼を促進
- 脂肪燃焼が促進され、痩せる効果がある
- インシュリン抵抗性を改善し、代謝を向上
- メタボリック症候群の予防や改善に役立つ
冷たいシャワーを浴びることで、これらの効果を得ることができます。
4. オートファジーの刺激
冷たいシャワーはオートファジーを刺激します。
- オートファジーとは、細胞内の不要な組織や物質を分解して再利用するシステム
- 寒冷刺激がオートファジーを誘導することが判明
- 特に褐色脂肪細胞のミトコンドリアのオートファジーを誘導
冷たいシャワーを浴びる習慣を取り入れることで、様々な健康メリットを得ることができます。
冷たいシャワーの始め方
いきなり冷たい水を浴びるのは難しいかもしれません。以下の方法で徐々に慣れていきましょう:
- 普段のシャワーの温度を少しずつ下げる
- 温かいシャワーと冷たいシャワーを交互に繰り返す
- 冷たい水を15秒から30秒ほど浴びる
- 再度温かいシャワーを浴びる
- この手順を3~5回繰り返す
最後に冷たいシャワーで締めくくることで、体が温まり、湯冷めを防ぐことができます。
注意: 心臓に持病がある方は、医師に相談してから始めてください。
まとめ
1. 免疫力アップ
冷たい水を浴びると、体が「良い意味でのストレス」を感じ、免疫細胞が活性化されます。風邪やインフルエンザが流行る季節には特におすすめです!
2. 気分爽快
冷たいシャワーを浴びると、脳内の神経伝達物質が増加。気分が上がり、集中力もアップします。朝の目覚めにピッタリですね。
3. 代謝促進
褐色脂肪細胞が刺激されて、脂肪燃焼が促進されます。ダイエット中の方は要チェックです!
4. 細胞の若返り
オートファジーという、体内の不要物を分解して再利用するプロセスが促進されます。まさに体の大掃除です。
冷たいシャワーは、特別な道具も時間も必要ありません。毎日のシャワーの最後に30秒ほど冷たい水を浴びるだけで、これらの効果が期待できるのです。ただし、急に始めるのではなく、徐々に水温を下げていくのがコツです。心臓に持病がある方は、必ず医師に相談してから始めてくださいね。
健康的な生活習慣の一つとして、冷たいシャワーを取り入れてみませんか?きっと、元気な毎日が待っていますよ!
最後に、冷たいシャワーを浴びる習慣があっても、お身体のお悩みが改善しない場合は、当院の治療がお役に立てると思います。ご相談くださいませ。
【監修:柔道整復師 神田博行】