こんにちは、新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
寒さで身体が硬くなると『腰痛』が気になったり、悪化したりするご経験があるか思います。実は、固くなる理由の一つに自律神経が大きく影響しています。
そこで今回の記事は、寒さによって、自律神経がどのような影響があるか、書かせて頂きました。
内容として、メカニズムとその対策です。
ご一読くださいませ。
冬の寒さと自律神経が腰痛に影響する理由
寒い環境下での自律神経の活動が腰痛に影響を及ぼす主な理由は、体温を維持する過程で、筋肉に生じる反応に関連しています。それは、
筋肉の緊張と収縮
寒さに晒されると、体は体温を維持しようとします。その時、自律神経系の一部である交感神経が活性化され、筋肉の緊張と収縮が促されます。筋肉が緊張することで、体温を下げるのを防ぎ、身体を暖かく保とうとします。
しかし、これが腰の筋肉に長時間続くと、筋肉の硬直やこわばりが生じ、腰痛の原因となることがあります。
血流の低下
交感神経の活性化により、身体の外側への血流が減少し、血管が収縮することがあります。これは、身体の中心部を温かく保つための反応です。血流が減少すると、筋肉への酸素や栄養素の供給が不足し、筋肉の疲労やこわばりが増加します。これもまた、腰痛の一因となり得ます。
活動の減少
寒さは外出や活動の意欲を減少させることがあります。運動不足は筋肉の弱化や柔軟性の低下を招き、腰痛を引き起こす要因となります。
ストレスと緊張
寒い環境は身体的な不快感を引き起こすことがあり、これがストレスや緊張を増加させることがあります。また、精神的なストレスも筋肉の緊張を高め、腰痛を悪化させる可能性があります。
自律神経から見た寒さによる腰痛への対策
身体を温めることで、交感神経の過剰な活性化を抑制し、副交感神経の働きを促進します。これにより、筋肉の緊張が和らぎ、腰痛を軽減する効果が期待できます。
軽い運動やストレッチは、交感神経と副交感神経のバランスを整えるのに役立ちます。定期的な運動は体を温め、筋肉の柔軟性を保ち、腰痛を予防します。無理なく楽しんで身体を動かしましょう。
ストレスは交感神経を活性化させ、筋肉の緊張を引き起こします。深呼吸は交感神経を抑制する働きがあります。鼻からゆっくり吸って、口からゆっくり吐いてください。
良質な睡眠は自律神経のバランスを保ち、体の回復を助けます。寝具を工夫し、睡眠環境を整えることで、腰痛のリスクを減らすことができます。
まとめ
この記事では、寒さによる腰痛への対策として、自律神経の安定化に重点を置いて書かせていただきました。自律神経のバランスを整えることは、寒冷環境下での腰痛を予防し、症状を緩和するために非常に重要になります。この記事が参考になれば幸いです。
最後に、当院では自律神経を安定させる治療をご提供しております。普段から腰痛でお悩みの方は、ご相談ください。
【監修:柔道整復師 神田博行】