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自分で出来る膝の水を吸収させる方法

こんにちは。新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。

この度は、膝に溜まってしまう水のお話をブログにまとめました。

膝になぜ水が溜まってしまうのか?
その水が溜まるのは『悪』なのか?
溜まった水を吸収させる方法【実演動画あり】

をご紹介します。

膝の水でお悩みの方は是非ご一読ください!

目次

膝に水が溜まる原因

膝の中には「関節液」という重要な液体があります。この液体は、関節がスムーズに動くための潤滑油の役割を果たし、同時に軟骨組織に必要な栄養を供給します。

誰もが膝の中に関節液を持っていますが、正常な量は約1〜3mLです。しかし、「膝に水が溜まる」という状態は、この関節液の量が異常に増加した場合を指し、時には30mL以上になることもあります。

関節液の量を調整しているのは「滑膜」と呼ばれる部分です。滑膜は新しい関節液を生成し分泌する役割を持ち、同時に古くなった関節液を処理します。

しかし、何らかの理由でこの新陳代謝のプロセスが乱れ、関節液の排出が滞ると、膝に水が溜まる状態になります。

大半の場合、関節液の新陳代謝が正常に機能しなくなる原因は、滑膜の炎症にあります。この炎症を引き起こす主な原因があります。

  • 外傷: 膝への直接の打撃や怪我は、関節内出血や炎症を引き起こし、結果として液体が溜まることがあります。
  • 膝のオーバーユース: 長時間の走行やジャンプなど、膝に過度のストレスをかける活動は、膝の軟骨やその他の組織の炎症や損傷を引き起こし、液体が関節内に溜まる原因になり得ます。
  • 関節炎: 関節炎は、関節の炎症を引き起こす一連の状態を指します。この炎症は、関節液の過剰な生産を促し、膝に水が溜まる原因となります。関節炎には、変形性関節症やリウマチ性関節炎など、多くの種類があります。
  • 感染: 膝関節に細菌が侵入することで炎症を引き起こし発生する関節内感染(化膿性関節炎)も、関節内に液体が溜まる原因となります。
  • 半月板損傷: 膝の半月板は、膝関節の安定性を保つために重要な役割を果たします。半月板が損傷すると、炎症と関節内の液体の増加を引き起こす可能性があります。
  • 結晶誘発性関節炎: 痛風や偽痛風など、関節内に結晶が形成される状態も、関節の炎症と関節内の液体の増加を引き起こすことがあります。

膝に水が溜まる症状を治療するためには、その原因を特定し適切な治療を行うことが重要です。

水が溜まるのは『悪』なのか?炎症とそのメカニズム

炎症を起こして熱が出た!
炎症のせいで痛みが出ています!
炎症のせいで動きが悪いです。

炎症は『悪』のイメージが強いですよね。実は、炎症は私たちの身体が感染や怪我に立ち向かうための自然な反応なんです。
正しく働いていれば、炎症は守り手として活躍し、傷ついた部分を修復したり、病気を食い止めたり、さらには回復を早める手助けをしてくれます。

だから、健康を守る上でも、病気からの回復を目指す上でも、炎症はとても大切な役割を果たしているんです。

炎症のポジティブな側面:

  • 防御機構: 炎症は感染症や外傷に対する体の初期応答であり、感染の拡散を防ぎ、損傷した組織の修復を促進します。
  • 修復と回復: 炎症過程は、損傷した組織の清掃と修復を促進するため、組織の回復と修復に不可欠です。

炎症のネガティブな側面:

しかし、炎症反応が過剰になったり、適切な時期に収束しなかったりすると、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。

  • 慢性炎症: 長期間にわたる炎症は、心血管疾患、糖尿病、関節リウマチ、多くのがん種など、多くの慢性疾患と関連しています。
  • 過剰な反応: 自己免疫疾患では、炎症反応が体自身の組織を誤って攻撃することがあり、組織の損傷や機能不全を引き起こします。

結論

炎症は体の健康維持と病気からの回復において基本的な役割を果たしますが、バランスが重要です。適切な炎症反応は防御と修復に役立ちますが、制御が効かなくなると健康問題の原因となり得ます。したがって、炎症を一概に「悪」と捉えるのではなく、その複雑な性質と体における役割を理解することが重要です。

自分で出来る 膝の水を吸収させる方法

膝の水の吸収を助ける運動を、動画にしました。是非ご覧ください。

まとめ

この度のブログは、膝に水が溜まる原因と炎症との関係、ご自身で行える、膝の水の吸収を助ける運動をご紹介させていただきました。

膝の水でお悩みの方のお役に立てたら幸いです。

また、今回ご紹介した方法でも中々改善しない場合は、治療を行う必要があるかもしれません。その際は医療資格を持った治療院へご相談してみてくださいませ。

また、当院でも膝の治療を承っております。ご相談ください。

【監修:柔道整復師 神田博行】

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かんだ整骨院 神田博行
院長
1974年1月 旧新津市生まれ
・北信越柔整専門学校卒
・柔道整復師(厚生労働大臣免許第32245号)
・講道館柔道弐段
・TPI Lv.2メディカルプロフェッショナル(タイトリストパフォーマンス研究所)
・脳医学BASE研究会
・趣味 ロードバイク、食べ歩き、whisky・cognac・armagnac

『臨床経験26年以上の知識と経験で、あなたの健康に寄与いたします』

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