こんにちは。新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
季節の変わり目で寒暖差が大きい日に、頭痛や倦怠感、腰痛肩こりといった体調不良を訴える患者さんが多くなって来ました。
別名寒暖差疲労とも言われる、これらの原因と対策を記事にしました。
この度は、その１としてご紹介させていただきます。ぜひご一読くださいませ。
寒暖差疲労の原因と症状
寒暖差による体調不良は、急激な気温変動が自律神経に影響を与えることに起因します。特に7℃もの温度差は、身体にとってかなり大きな変動となるので、体調不良を感じる方が増える可能性があります。
自律神経は、身体の様々な機能を自動的に調節する役割を持っています。これには、体温、血圧、心拍数などが含まれます。急激な気温の変動により、これらの機能の調節がうまくいかなくなることが考えられます。
気温が上がると、体は熱を放出しようと汗をかくことで冷却を試みますが、急に気温が下がると、その調節が追いつかず、身体にストレスがかかることが考えられます。逆に、寒い状態から急に温かくなると、身体は急激に温めようとするため、その調整に苦しむことがあります。
その結果、頭痛やめまい、倦怠感、吐き気、筋肉痛などの症状が現れることがあります。また、自律神経の乱れは精神的な疲労やストレスを引き起こすこともあり、寒暖差だけでなく、その後の生活の質にも影響を及ぼす可能性があります。
寒暖差による体調不良を防ぐためには、温度変動に合わせて服装を調整したり、体調管理に気をつけることが大切です。
寒暖差疲労の対策: 入浴の効果とその方法
入浴は、寒暖差疲労の予防や緩和に有効な方法の一つです。心地よい温度のお湯に浸かることは、身体の筋肉や神経を和らげ、心身ともにリラックスするのに役立ちます。以下は、入浴を利用した対策の詳細です。
- 深部体温の調整: お湯に浸かることで体の深部温度が上がり、自律神経のバランスを整えることができます。これにより、体の調節機能が正常に働きやすくなり、寒暖差による疲労を軽減することが期待できます。
- 筋肉のリラックス: 温かいお湯に浸かることで、筋肉が緩和され、筋肉痛やこりを和らげることができます。特に、寒暖差による筋肉の緊張を感じる場合、入浴は効果的な解消法となります。
- 血行促進: 温かいお湯に浸かることで、全身の血行が促進されます。血行が良くなることで、新鮮な酸素や栄養分が身体の隅々に届きやすくなり、疲労回復に役立ちます。
- リラックス効果: 入浴は心を落ち着かせる効果もあります。アロマオイルやバスソルトを利用することで、さらにリラックス度を高めることができます。
- 入浴方法の工夫: 寒暖差疲労を軽減するための入浴方法として、半身浴や温泉の成分を含んだバスソルトを使用することがおすすめです。半身浴は、深部体温を上げるのに効果的であり、温泉の成分は身体を温める効果があります。
- 適切な時間と温度: 入浴の際には、40度前後のお湯に15〜20分程度浸かるのが理想的です。長時間の入浴や高温のお湯は、かえって身体に負担をかける可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
季節の変わり目は、1日の寒暖差が気になりますよね。その対策と予防として入浴は、日常生活における疲労回復の手段として古くから利用されています。
寒暖差疲労に悩む現代人にとっても、その効果を実感することができるでしょう。適切な方法での入浴を心がけることで、健康的な生活をサポートすることができます。
次回は寒暖差の対策と予防で『軽い運動と実践方法』をご紹介します。
【監修：柔道整復師 神田博行】
