こんにちは、かんだ整骨院の神田です。
寒暖差で身体がだるくなったり、疲れを感じたり、頭痛を感じたりと、不調や不定愁訴のご経験はございませんか?
この記事は、寒暖差で起こる『寒暖差疲労』が身体に及ぼす影響と、その対策法をご紹介します。
寒暖差と頭痛と自律神経のなぜ?寒暖差疲労とは
気温の寒暖差で頭痛やだるさが起きやすいですが、どうしてですか?何か良い対処法はありますか?
色々調べてみると気温の寒暖差は、身体にいろいろな影響を与えるようです。寒暖差が身体に及ぼす影響をお話ししますね。
ホメオスタシス(恒常性機能)
私たちの身体は、自分の体温を平熱36度とか37度などといっています。 しかし体温は常に平熱を維持しているのではなく、実際には常に変化をしています(これは血圧、血液量、血液成分なども同じです)。
激しく運動をしたり、外部から異物としての微生物(ウイルスなど)が体内に侵入したりすると、体温はすぐに上昇します。 また早朝や空腹時には大きく下がります。
しかし体の状態が落ち着きを取り戻すと、体温は平熱に戻ります。これは外の環境が変化しても、人体は生きていく上で最も安定した状態を維持しようとして、常に体温を一定の状態から大きくずれないように、すべての体内器官が協力し合って働いているからです。
すべての生命体が持っているこのような安定した状態を保つ能力を、ホメオスタシス(恒常性機能)と呼んでいます。
自律神経とホメオスタシス
体温の維持を担うのが、自律神経です。外気温が高いときは、体温を下げるために血の流れを増やして、汗をかいて熱を下げます。一方、気温が低いときは血の流れをゆっくりにして、毛穴を閉じて体温を逃さないようにします。
少しの温度の変化であれば、ホメオスタシスが機能するため問題はありません。しかし、寒暖の差が大きくなると(±7℃以上)、体温を一定に保つため、自律神経の働きが必要以上に激しくなります。その結果、過剰にエネルギーを消費することになります。結果、身体に疲労が蓄積していきます。
これを寒暖差疲労と言います。この寒暖差疲労が、頭痛やだるさといった、身体の不調に繋がるわけです。
ホメオスタシスが乱れる=自律神経の働きが乱れる→身体の血の巡りが悪くなり、身体の不調に繋がる。
実は〇〇でも自律神経が乱れる?!寒暖差は頭痛やだるさの原因に
寒暖差疲労を起こさないためには、身体に寒暖差を感じさせないことが大切です。室温がコロコロ変わると寒暖差疲労をため込む原因になるので、エアコンで一定の快適な温度に保つと良いでしょう。
外出や部屋の移動時に、外気温との差が大きくなると、身体への負担が大きくなります。室外との温度差は7℃以下が望ましいと言われています。そこで外出する際は
冬季は薄手のカーディガンや上着を重ね着してコントロール。
夏季は室内を冷やしすぎないようにします。
このような感じで、うまく体温調整をしてください。
コロコロ室温は上げすぎず、下げすぎず、サーキュレーターで室内の温度対流を作ったり、衣類でコントロールするのが良いでしょう。
お家で出来る寒暖差で起こる寒暖差疲労の対処法
食事
寒暖差疲労に負けない体づくりには食事は不可欠です。エネルギー源になるたんぱく質や、疲労回復効果のあるビタミンB群は積極的に摂取したいですね。
ちなみに、タンパク質とビタミンB群を豊富に含む食材は、豚肉です。
入浴
気持ちのいい温度(ぬるめ)の温度でゆっくり浸かってください。全身の血行が良くなり、自律神経のバランスを整える効果があります。
規則正しい生活
私たちは、体内リズムがあると言われています。体内リズムが崩れると、睡眠障害や不定愁訴が起きます。決まった時間に起床し、決まった時間に就寝することで、体内リズムが保たれると言われています。
忙しい日常ですので、入眠と起床時間が乱れがちなので心がけたいところですね。
深呼吸
たくさん空気を取り入れることは、健康の第一歩です。また深呼吸は、自律神経を整えるきっかけになりますので、気づいた時に行ってくださいね。
まとめ
7℃以上の寒暖差は、体温調整を司どる自律神経が過剰に働いてしまい寒暖疲労の原因になります。室温は空調と衣類でコントロールすることで外気温との差を少なくしてみてください。
また、寒暖差疲労の対処法もお試しくださいね。
もし、いずれかの対象法を試しても効果が見られない場合は、お近くの治療院か、当院の治療がお役に立てるかもしれませんので、ご相談ください。