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肩こりによる頭痛が悪化…効いていた薬が効かなくなった理由とは?

新潟市中央区のかんだ整骨院、神田です。

「肩こりがひどくて、頭痛まで起こる日があります。これまでは鎮痛剤で痛みを抑えられていたのに、最近は薬が効きにくくなり、むしろ痛みが強くなっている気がします…」

こんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

肩こりがひどくなると頭痛まで伴い、仕事に集中できなかったり、家事が思うように進まなかったりして、気持ちも滅入ってしまいますよね。

「この肩こりは治るのだろうか…」「頭痛が毎回ついてくるのではないか」と不安になることもあるかもしれません。

さらに、こうした不安やストレスが、肩こりや頭痛をさらに悪化させてしまう悪循環に陥ることも。

では、どうして鎮痛剤が効きにくくなってしまったのでしょうか?その理由と背景をこの記事でわかりやすく解説します。

肩こりや頭痛でお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。きっとお役に立てる情報が見つかるはずです。

目次

肩こりはどうして起こるの?

その原因はズバリ『姿勢』にあります。

私たちの体は、頭という体重の8〜10%を占める重いパーツを首や背中で支えています。

体重が50キロでしたら、頭の重さは5キロ前後になります。
小玉スイカぐらいの重さですので、重いですよね。

この時、姿勢が崩れると体のバランスが乱れ、筋肉に大きな負担がかかります。特に首や肩の僧帽筋(そうぼうきん)が硬くなりやすいのです。

姿勢が悪い状態が続くと、筋肉はさらに負担を受けて硬直し、歪んだ体で重い頭を支えるのがますます難しくなります。その結果、姿勢はさらに崩れ、肩こりが悪化するという「負のループ」に陥ってしまいます。

また、体が歪むと血液の流れが悪くなり、筋肉に必要な酸素や栄養が十分に行き渡らなくなります。これも筋肉が硬くなる原因の一つです。

肩こりと頭痛の関係とは?

肩こりと頭痛は、血の巡りが関連しています。

血の巡りが悪くなり、首と頭の付け根にある神経が刺激されて頭痛が発生します。
このタイプの頭痛は『緊張性頭痛』と呼ばれ、後頭部から首筋にかけて、更に頭の後ろからてっぺんあたりが『ズキズキ』と痛みます。

また、緊張性頭痛は、スマホやパソコンの作業が長時間続いて『眼精疲労』から頭痛を感じることもあります。

緊張型頭痛に鎮痛剤が効かなくなった…薬物乱用頭痛の可能性も?

肩こりと頭痛が続いて鎮痛剤を使い続けているのに、頭痛が改善しないどころか悪化している。

その原因の一つとして考えられるのが 薬物乱用頭痛(Medication-Overuse Headache: MOH) が考えられます。

MOHは、鎮痛薬の過剰使用(月に10回以上)によって頭痛が慢性化し、薬の効果が薄れてしまいます。特徴は『頭痛の頻度が増える』『薬効が感じられない』などがあります。

鎮痛薬を頻繁に使用することで頭痛の頻度が増加し、毎日のように頭痛が続くことがあります。また、服用しても効果が乏しく、さらに薬の量を増やすことで頭痛が悪化するという悪循環に陥ることがあります。

MOHのご自覚があれば、まずは医師に診ていただくことをお勧めします。それは、他の原因で薬が効いていないとも限らないからです。

MOHの対処法

鎮痛薬の使用制限

鎮痛薬の使用を中止または制限することが改善の第一歩です。ただし、自己判断で突然やめると リバウンド頭痛(一時的な頭痛の悪化)を引き起こすことがあります。

生活習慣の見直し

長時間の同じ姿勢や過度のストレスは、肩こりが悪化し、緊張型頭痛を引き起こす原因となります。こまめな休憩やリラクゼーションを心がけましょう。

肩こりへの対処法は、この後に書かせていただいております。

注意点

繰り返しになりますが、薬物乱用頭痛は、鎮痛薬の使用を見直すことで改善することが多いですが、再発のリスクもあります。そのため、頭痛の管理は継続的なサポートが欠かせません。

「頭痛が治らない」「症状が悪化している」と感じた場合は、自己判断せず専門医に相談することをおすすめします。

肩こりで頭痛を伴う対処法

NOHではない、肩こりと緊張性頭痛の対処法ををお伝えします。

肩こりは、筋肉の血の巡りが悪くなっていますので、運動がとても有効です。

肩こり体操

肩こりで動きの悪くなっている肩・背中の運動です。患者さんから好評な運動です。

手のひら合わせ体操

1.背筋をぴんと伸ばして、左右の肘を胸の前で合わせ、両手のひらも合わせます。
2.手のひらと両肘を合わせたまま、ゆっくりと腕を引き上げていきます。このとき肘ができるだけ離れないように意識してください。
3.限界まで腕を高く上げたら、ゆっくりと元の状態に下げます。
両手をしっかりと押し合い、時間をかけてゆっくり上下することがポイントです。

12回行ってください。

肩すくめ体操

カバンを持って、肩をすくめるように上下します。

12回行ってください。

肩・背中の筋肉が緩む運動です。一日数回行ってください。

ウォーキング

適度なスピードで歩くことは、全身の血の巡りを良くする最も簡単な方法です。

肩の力を抜いて、景色を楽しみながら歩いてください。10分〜30分歩かれると効果的ですね。

入浴

忙しい毎日、シャワーで済ませたい気持ち、よく分かります。

でも、肩こりが気になるときは少しだけ時間を作ってお風呂に浸かってみませんか?温かいお湯に浸かると血行が良くなり、凝り固まった筋肉がじんわりほぐれます。

まとめ

今回は、肩こりと頭痛について書かせていただきました。

肩こりだけでなく、頭痛も重なるととてもツラいですよね。忙しい日常では、鎮痛剤は使い方によって効果が期待できる反面、MOHといったリスクを伴うことも知っていただきたいです。

MOHは適切な診断と治療を受けることで、頭痛の頻度や強度を大幅に減らすことが可能です。ぜひ医師と連携しながら、自分に合った対処法を見つけてください。

また、MOHではないけれど、肩こりで頭痛を伴う場合は、当院でも治療することが出来ます。その際は遠慮なくご相談いただけたらと思います。

【監修:柔道整復師 神田博行】

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かんだ整骨院 神田博行
院長
1974年1月 旧新津市生まれ
・北信越柔整専門学校卒
・柔道整復師(厚生労働大臣免許第32245号)
・講道館柔道弐段
・TPI Lv.2メディカルプロフェッショナル(タイトリストパフォーマンス研究所)
・脳医学BASE研究会
・趣味 ロードバイク、食べ歩き、whisky・cognac・armagnac

『臨床経験26年以上の知識と経験で、あなたの健康に寄与いたします』

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〒950-0925 新潟県新潟市中央区弁天橋通1丁目4-33 湖南ビル102号
かんだ整骨院
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