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ぎっくり腰の原因と対処法――やってはいけないこと、知っていますか?

こんにちは!新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。

突然ですが、ぎっくり腰って怖いですよね。

ちょっとした動作や重いものを持ち上げた瞬間、あるいは、くしゃみをした瞬間に、突然激しい痛みが走り、動けなくなったり、動作が非常に困難になったりすることがあります。

また、激しい運動をした後に腰に違和感を覚え、その違和感が時間の経過とともに悪化し、ついには動けなくなるケースもあります。

「ぎっくり腰」、経験された方も多いのではないでしょうか?

さらに、一度ぎっくり腰を経験すると、「またあの痛みが来たらどうしよう」「何となくぎっくり腰になりそうな気がする」「ぎっくり腰が怖くて運動を控えよう…」といった不安を抱える方も少なくありません。

実際、日常の診療でもこのような声をよく耳にします。

その不安は当然と言えます。ぎっくり腰になると強い痛みのため、日常生活の動作が大幅に制限され、非常に大変な思いをすることになるからです。

そこで、今回のブログでは「ぎっくり腰になりそうなとき」や「実際になってしまったとき」に 『やってはいけないこと』『やってほしいこと』 をまとめました。

ぎっくり腰を経験された方も、まだ経験のない方も、ぜひ最後までお読みいただければと思います。

目次

ぎっくり腰の原因とは?

ぎっくり腰は、ものを持ち上げたり体をひねったりする動作、くしゃみや立ち上がるといった日常的な動きの中で突然発生することが多いです。

患者さんに「ぎっくり腰になる前、何か気になる体のサインはありませんでしたか?」とお尋ねすると、多くの方が以下のような状態を挙げられます。

  • 慢性的な腰痛で悩んでいる
  • 仕事や家事が忙しく、疲労が溜まっていた
  • 腰にいつもと違う違和感を感じていた
  • 忙しい日々を過ごしていた
  • 寒い環境で長時間過ごしていた
  • 激しい運動をして、体のメンテナンスはしていなかった
  • 腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、辷り症、など既往歴がある

こうした状態では、体に歪みが生じていることが推測されます。

体の歪みとぎっくり腰の関係

体の歪みとは、日常生活における姿勢の崩れ、ストレス、栄養状態の乱れなどが原因で、体の前後左右のバランスが崩れた状態を指します。この歪みにより、体を支える重要な筋肉である「腸腰筋」が正常に機能できなくなり、周囲の筋肉が負担をかばい合って姿勢を保つようになります。その結果、体全体がアンバランスな状態になります。

このような不安定な状態で、ものを持つ、立ち方を変える、くしゃみをするなどの動作を行うと、腰の筋肉が急激に緊張し、いわゆる「ぎっくり腰」が起こると考えられます。

ぎっくり腰は自然回復する?

安心してください。腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、分離症、すべり症、内臓疾患などの既往歴がなければ、ぎっくり腰は治療をしなくても2週間ほどで、元の生活に近い状態へ回復することが可能です。

とはいえ、あの強い痛みを抱えたまま仕事や家事を続けるのは現実的に難しいと感じる方も多いでしょう。また、早くよくならないと、仕事や家事で周りに迷惑を掛けてしまう…と責任感から、インターネットなどに溢れる様々な情報を試してみるうちに、かえって症状を悪化させるケースもあります。

そこで次回は、ぎっくり腰のときに 「避けるべき行動」 を具体的にご紹介します。

ぎっくり腰のときにやってはいけないこと

飲酒

ぎっくり腰の際に飲酒をすることは避けてください。アルコールは血行を促進するため、痛みや炎症が悪化する可能性があります。また、痛みが軽減したように感じても、実際には症状を悪化させる動きをしてしまうリスクもあるため注意が必要です。

マッサージやストレッチ

痛みを和らげるためにマッサージやストレッチを行いたくなるかもしれませんが、これは避けましょう。

ぎっくり腰の初期段階では、筋肉や組織が過緊張を起こしている状態です。このときに刺激を与えると、症状が悪化することがあります。

特に、無理に体を動かすとさらなる問題を招くこともあるので、注意してください。

コルセットの長期使用

ぎっくり腰の痛みを軽減するためにコルセットを使用するのは良いですが、これを長期間使用するのは逆効果です。

コルセットに頼り過ぎると、腰周りの筋肉が弱くなり、再発リスクが高まる可能性があります。必要な場面で一時的に使用する程度にとどめましょう。

冷やし過ぎや刺激的な冷却

ぎっくり腰の初日は、患部を冷やすアイシングが効果的な場合もあります。ただし、冷却する際には注意が必要です。

冷たいものを急に当てると、体が驚いて筋肉が反射的に強く収縮し、かえって激痛を引き起こす可能性があります。冷やす際は、タオルで包んだ保冷剤を使用するなど、刺激を和らげる工夫をしましょう。

過度な安静

痛みがあると動くことを避けがちですが、過度に安静にし過ぎると、筋肉が硬直し血行が悪くなるため、回復が遅れることがあります。適度に体を動かすことが、早期回復には大切です。

ぎっくり腰のときにやってほしいこと

動ける範囲で日常生活を普通に過ごす

ぎっくり腰だからといって、完全に安静にする必要はありません。
動ける範囲で、できるだけ通常通りの日常生活を過ごすように心がけましょう。

軽い動きは血流を促進し、回復を助けます。ただし、痛みを無視して無理に動くのは禁物です。体の声を聞きながら行動してください。

呼吸を整える

ぎっくり腰の痛みで体が緊張すると、自然と呼吸が浅くなりがちです。深呼吸を意識することで、自律神経に好影響を与えてくれます。

また、新鮮な酸素は筋肉の緊張を緩和してくれます。深呼吸は、ゆっくりと鼻から息を吸い、口から長く吐く腹式呼吸を行うと、緊張がほぐれ痛みも軽減される場合があります。

入浴

先ほどお話しさせていただいた通り、ぎっくり腰は筋肉の過緊張ですので、暖めることで緊張緩和が期待できます。
ですから、当院では積極的な入浴を推奨します。

ただし、初期の動けない時の入浴は、浴槽から出れなくなったり、動作時に激痛が走ったりとあまりお勧めはしません。ご自身で動けるようになったら、ゆっくりとお風呂に浸かってください。

医療機関への相談

ぎっくり腰になった場合は、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。特に、痛みが強く日常生活に支障をきたす場合や、既往歴がある場合には、適切な治療やアドバイスを受けることが重要です。

医師や鍼灸師・柔道整復師の診察を受けることで、安心感も得られるでしょう。

まとめ

ぎっくり腰のあの激痛はホント怖いです。私も過去に経験があるので、痛いほど分かります!

ちょっとした動作や負担で突然起こり、強い痛みで日常生活に支障をきたすやっかいな症状です。しかし、適切な対処をすれば、無理なく回復を目指すことができます。

やってはいけないこと

  • 飲酒やマッサージ、過度な安静は逆効果
  • コルセットの長期使用や急激な冷却には注意

やってほしいこと

  • 動ける範囲で日常生活を維持し、深呼吸でリラックス
  • 入浴で筋肉の緊張を和らげる(動けるようになったら)
  • 必要に応じて早めに医療機関に相談する

ぎっくり腰を恐れるあまり過剰に安静を取るのではなく、体の声を聞きながら適切にケアすることが大切です。
ツラい症状がある場合は、無理をせず専門家に相談してくださいませ。

早めの対応が安心と早期回復への近道です!

当院でも、ぎっくり腰の治療を承っております。ご希望の際は遠慮なくご連絡ください。

【監修:柔道整復師 神田博行】

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かんだ整骨院 神田博行
院長
1974年1月 旧新津市生まれ
・北信越柔整専門学校卒
・柔道整復師(厚生労働大臣免許第32245号)
・講道館柔道弐段
・TPI Lv.2メディカルプロフェッショナル(タイトリストパフォーマンス研究所)
・脳医学BASE研究会
・趣味 ロードバイク、食べ歩き、whisky・cognac・armagnac

『臨床経験26年以上の知識と経験で、あなたの健康に寄与いたします』

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〒950-0925 新潟県新潟市中央区弁天橋通1丁目4-33 湖南ビル102号
かんだ整骨院
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