こんにちは!新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
今回は、足のゆびの付け根が痛む『モートン病』について原因と対処法・改善ストレッチをブログを書かせていただきました。
歩くと痛い、ツラいモートン病でお悩みの方は、ぜひご一読くださいませ!
こんな経験、ありませんか?
- 足の指の付け根が、歩くたびに焼けるように痛む
- つま先にしびれや感覚が鈍くなるような違和感を感じる
- 立っていると足の指の付け根がじわじわ痛くなってくる
- ハイヒールを履くと痛みで歩けなくなる
もしこれらの症状に心当たりがあるなら、それは「モートン病」かもしれません。
仕事や学校、家事などで、立ちっぱなしや歩くことが避けられない日常。さらに、ハイヒールを履く場面が多い方にとっては、つらい症状ですよね。
「この痛みがずっと続くのかな?」「症状がもっと悪化したらどうしよう…」と、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
日々の生活に直結する問題だからこそ、悩みも深いものです。
そこで今回は、モートン病の原因や症状、そして日常生活でできる対処法について、詳しくお伝えします。このブログが、少しでも皆さんの症状改善のお役に立てれば嬉しいです。
モートン病とは?
モートン病は、足の指の付け根、特に中指と薬指の間にある神経が圧迫されて炎症を起こし、痛みやしびれが生じる疾患です。この神経が肥厚して刺激を受けることで、足の裏が焼けるように痛んだり、つま先に違和感や感覚の鈍さを感じたりします。
特に歩くたびに症状が悪化することが多く、日常生活に大きな影響を及ぼします。
原因としては、ハイヒールや先の細い靴を長時間履き続けること、長時間の立ち仕事や歩行、または足の横アーチの消失(扁平足)や高いアーチなど足の構造的な特徴が挙げられます。
これらの要因が神経への負担を増やし、痛みを引き起こします。
モートン病でやってはいけないこと
モートン病は神経が圧迫されて、炎症を起こしています。マッサージは『禁忌』です。
また、症状が緩和してきていても、マッサージをすると神経を圧迫してしまうかもしれませんので、当院ではお勧めしていません。
モートン病の対策法
ヒールの靴
ヒールの靴は症状を悪化させてしまう恐れがあります。特にハイヒールは控えていただけたら幸いです。とはいえ、どうしても履かなければいけないこともありますよね。
その際は、なるべくヒールの低い靴を履いていただけたらと思います。
長時間…
仕事や学校でお忙しいと思います。ですが、立ちっぱなしや歩きっぱなしはモートン病の症状を悪くする恐れがあります。
出来ることなら、その都度座って休憩を取ってください。
モートン病の回復に適した運動
タオルを用いた方法を2つご紹介します。
モートン病になると、ふくらはぎの筋肉も硬くなっていることが多く見受けられます。そこで、ふくらはぎのストレッチと、足のアーチを強化するタオルギャザーをご紹介します。
タオルギャザーのやり方
1. 滑りやすい床にタオルを敷きます。
2. タオルの端に足の裏全体がしっかり乗るように置きます。
3. 踵(かかと)は浮かせず、足全体を使ってタオルを手繰り寄せます。
4. 足の甲が丸くなるよう意識しながら、しっかりとタオルを引き寄せましょう。
注意点
タオルギャザーを行う際は、以下の点を意識してください:
• 足指の曲げ伸ばしをしっかりと意識すること。
• 土踏まずをタオルにあまりつけず、足裏全体を山のような形にすること。
• 親指だけでなく、小指までしっかり使い、足指全体を動かすこと。
運動時間と回数
タオルギャザーの時間や回数は、足指の動かしやすさに応じて調整してください。タオルを掴むのが難しい場合は、まずタオル1枚分を1回やり切るところから始めると良いでしょう。
慣れてきたら3〜5回行います。痛みが出るようでしたら無理をしないでくださいね。
タオルを使ったふくらはぎのストレッチのやり方
写真のように、伸ばしたいふくらはぎの足を伸ばします。
足の裏にタオルを引っ掛けて、両手で引きます。
足首が背屈され、ふくらはぎがストレッチされます。
時間は30秒を目安に行なってください。
まとめ
日々の生活で「普通に歩くこと」が辛くなるのは、とても不安でストレスの多いことだと思います。
また、モートン病は長く症状が続くと、改善するのも時間がかかってしまいます。
それでも、適切なケアをすれば改善は十分可能です。ぜひ、ご自分のペースで実践されてみてください。
このブログが、少しでもお役に立てば幸いです。
最後に、当院ではモートン病に対しての治療を行なっております。ご紹介した方法を実践してもなかなか寛解しない場合は、治療をする必要があります。
その際はご相談くださいませ。
【監修:柔道整復師 神田博行】