こんにちは!新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
先日、お仕事がエステティシャンの方が来院されました。インターネットで肩こり解消グッズのネックレスを購入したけど、イマイチ効果を感じることが出来なかったそうです。
原因は他にあるのでは?と考えるようになり、職場の上司に相談したところ…あることが原因では?となりました。
結論から申しますと『姿勢』の問題ですが、なぜ姿勢が関係するのかを記事にしました。
このような環境で肩こりにお悩みの方は、ぜひご一読いただけたらと思います。
姿勢の問題
仕事中、前かがみの姿勢が長時間続く方、特に手を使う作業を伴うお仕事の方は、首や肩、背中に違和感を抱えることが多いのではないでしょうか。
「体のバランスが悪い」
「座ると右足を上に組んでしまう」
「腰が反ってしまう」
といったお悩みを感じている方もいらっしゃると思います。
実際、エステティシャンとして働くRさんは、肩こりで悩んでいたとのこと。勤務先の上司に相談すると
「体が歪んでいるから治療したほうがいいのでは?」と勧められ、当院にご相談にいらっしゃいました。
Rさんご自身も鏡で肩の高さが違うことに気づいており、椅子に座るとすぐに右足を上に組んでしまう癖を気にされていました。
また、美容院では「肩がこっていますね」と頻繁に指摘されることもあったそうです。
そこで今回は、「長時間の前かがみ作業が体に与える影響」と「首、肩、背中の痛みを軽減するための対処法」をお伝えします。
頭の重さは体重の約8~10%
成人の頭の重さは体重の約8~10%とされています。
例えば、体重が50キロの場合、頭の重さは約4~5キロ、スイカ1個分に相当します。
この重さを首や肩の筋肉で支えているため、悪い姿勢はこれらの筋肉に大きな負担をかけます。
その結果、肩こりや首の痛み、背中の痛みを引き起こします。
特に、長時間前かがみの姿勢を続けるお仕事の方は、これらの負担が蓄積しやすいため、適切な姿勢を保つことが重要です。
また、これらの不良姿勢が続くと体の歪みにつながって来ます。
なぜ身体が歪むのか?
身体の歪みは、さまざまな要因によって生じます。
長時間の悪い姿勢や特定の動作の繰り返しは、筋肉や骨格に負担をかけ、体のバランスを崩す原因となります。
また、事故や怪我などの外的な衝撃も、直接的に身体を歪める要因となります。
さらに、精神的ストレスが筋肉の緊張を引き起こし、歪みにつながることもあります。
これらの要因が複合的に影響することで身体の歪みが生じます。そのため、日常生活での姿勢や習慣を見直すことが大切です。
肩こりの対策方法 気になったらやっていただきたいこと
気づいたら直す
立っている時『片足に重心』になっていませんか?そのように気づいたときは、つま先を真っ直ぐ前に向けて、しっかりと両足で立ってください。
また、座っている時に脚を組んでいることに気づいたら、元に戻してつま先を真っ直ぐ前に向けて座ってください。
どちらも気づいた時でOKです。
少し気遣っていただくことで、姿勢の乱れを注意することができます。
肩こり体操
肩こりで動きの悪くなっている肩・背中の運動です。患者さんから好評な運動です。
手のひら合わせ体操
1.背筋をぴんと伸ばして、左右の肘を胸の前で合わせ、両手のひらも合わせます。
2.手のひらと両肘を合わせたまま、ゆっくりと腕を引き上げていきます。このとき肘ができるだけ離れないように意識してください。
3.限界まで腕を高く上げたら、ゆっくりと元の状態に下げます。
両手をしっかりと押し合い、時間をかけてゆっくり上下することがポイントです。
12回行ってください。
肩すくめ体操
カバンを持って、肩をすくめるように上下します。
12回行ってください。
肩・背中の筋肉が緩む運動です。一日数回行ってください。
入浴
湯船に浸かる時間は、ただ体を温めるだけでなく、心も穏やかにしてくれる特別なひとときです。
お湯の温かさが全身に広がり、血流を促して筋肉がほぐれていく感覚は、忙しい日々の疲れをじんわりと癒してくれます。水圧によってリンパの流れが良くなり、むくみが軽くなるのも湯船ならではの魅力ですし、浮力が体を支えてくれることで、関節や筋肉への負担も自然と軽減されます。
何より、お湯に包まれる安心感が、心の緊張をほどいてくれるのを感じるでしょう。
一方で、忙しい日や疲れているときにはシャワーも便利な選択肢です。シャワーでさっと流すだけでもリフレッシュできますが、少しでも時間があれば湯船に浸かる習慣を取り入れてみてください。その短い時間が、1日の終わりをより穏やかにしてくれるはずです。
まとめ
肩こりや体の歪みに関するお悩み、本当にツラいですよね。
『姿勢が原因かも…』と思いつつ、どうすればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。そのようにお考えでしたら、お近くの医療機関にご相談されることをお勧めします。
また、当院では、そんなお悩みに寄り添い、一人ひとりに合ったサポートをご提供しています。
肩こりや体の歪みを放置すると、思わぬところで不調が現れることも。ぜひ一度、ご自身の体と向き合うきっかけとして、気軽にご相談ください。
【監修:柔道整復師 神田博行】