こんにちは。新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院の神田です。この度は五十肩で肩関節が拘縮(固まる)してお困りの患者さんの初診のご感想をご紹介します。
また、当院の考える五十肩のメカニズムも書かせていただきました。
五十肩でお悩みの患者さん、ご家族、お友達の方に読んでいただけたらと思います。
左肩が痛くてつらい。医療機関で五十肩の診断
患者さん(K.Sさん)のお仕事は事務で50歳の女性です。今年の3月(7ヶ月前)に整形外科を受診され、五十肩(肩関節周囲炎)と診断されました。左肩が日毎動かなくなり、肩が固まったようになってしまい、肩を上げたり、捻ったりする動作がかなり困難に。
とにかく日常生活に支障があるとのことで、着替え、入浴全般(洗髪・洗う・拭く)や、洗濯物を干す、など家事全般の動作も辛いとのことでした。
特に困ったことは、ふとした動きの時の激痛で、それはうずくまるほどだそうです。また、夜間痛も寝返りの際にあり、眠りも浅いとのことです。
7ヶ月間、ふとした時の激痛に耐え忍ぶ生活をされていました。不自由でしたでしょうし、とても辛かったでしょう。
五十肩は身体の歪みも関係?そのメカニズムとは
五十肩を医療機関では「肩関節周囲炎」ということが多く、肩関節の筋や腱、関節の動きを滑らかにする滑液包が癒着、関節を包む袋が縮小や閉塞することで、組織が炎症を起こして、肩の動きが悪くなり、場合によっては、固まったようになることを指します。
また、身体の歪みが必ずと言っていいほど見受けられます。その為か五十肩になる前から「肩こり」や「腰痛」を感じている場合が多いです。
歪んだ状態で、日常生活を送った結果、肩関節周辺の組織に負担が掛かってしまったことも大いに考えられます。
そこで、当院では身体の歪みを整える整体と、肩関節の炎症を対しての物理療法を併用して行なっております。
身体が歪むとは?
人体は骨格と筋肉により重心を維持し、この構造の中心にあるのが背骨(脊椎)と骨盤です。背骨は、S字型のカーブを描きながら上半身の重さを効果的に分散させ、筋肉への負担を軽減します。
一方、骨盤は上半身と下半身を結びつける基盤として機能し、内臓や生殖器を保護する重要な役割を担っています。しかし、不適切な姿勢や生活習慣により背骨と骨盤が正常な位置からずれると、体が歪み、筋肉のこりや痛みを引き起こし、内臓の健康にも悪影響を与える可能性があります。
これらの問題は全身の健康に影響を及ぼすため、注意が必要です。
治療前後の変化をご紹介
身体の歪み
見づらいですが、肩が開いてきています。
肩が上がるようになってきました。
当院の五十肩への治療は、身体の歪みを整える整体と肩関節の炎症に対しての物理療法を行います。治療は最小の刺激量で、効果的な方法で治療を進めます。
五十肩で特に拘縮がキツい状態では、一回の治療で大きな肩関節の動きが大きく回復することは稀です。必要に応じた治療をある程度重ねることで、結果回復に繋がると考えます。
写真の通りの変化でも、「身体が軽くなった」「洋服の脱ぎ着がマシになった」と仰られます。
患者さんのご感想
Q.何が決め手で当院を受診されましたか?
A.友人からの紹介
Q.どのようなお悩みで当院を受診されましたか?
A.五十肩
Q.実際に受診されて良かったことを書いてください。
A.・手があがった。
・ズボンが楽にはけた。
まとめ
五十肩は肩関節が固まったようになり、痛みが強くとても辛い症状が続きます。また、日常生活で腕の動きが制限されることから、不自由も多くストレスも溜まりやすいです。
五十肩の初期は、炎症をいかに抑えるかが治療のポイントになります。例えるのであれば、火事をいかに早く鎮火させる事と同じようなイメージになります。
また。中期から後期は、固まった(拘縮)肩関節周辺の動きを、痛みなく広げていくことが治療ポイントになります。ここで暴力的な強い治療は、必ずと言っていいほど良い結果を生みません。駄々を捏ねている子供に無理やり言い聞かせようとしても反発するのと一緒です。
焦らず計画的に治療を進めることが、結果的に早期に回復する道だと当院では考えます。
五十肩でお悩みの方は、一度ご相談いただけたら幸いです。
【監修:柔道整復師 神田博行】