こんにちは、新潟市中央区弁天橋通のかんだ整骨院、神田です。
今回の記事は、脊柱管狭窄症の診断を受けられ、症状が軽くなって来ているが、趣味のゴルフが出来ずに困っている患者さんが、初診で来院された時のご感想を紹介させていただきます。
脊柱管狭窄症とは? 症状の原因を解明
患者さん(Tさん)は新潟市西区へお住まいの69歳男性です。9月上旬に右のお尻のつっぱり感と痛み、右足の強いしびれが出ました。
痛みとしびれが出る前に、Tさんはゴルフのスイング改造を行っていました。
その際意識していたことは、腰の回転を強めるようなスイングで、週に2回、1日100 球ほど打ち込んでいたそうです。
練習すればするほど、腰痛と股関節やお尻が痛くなるよう自覚があったそうですが、休み休み我慢して打っていたそうです。
そのような状態を続けたいたところ、朝起きたら右のお尻と足のしびれが強く、歩行も困難な状態でした。
整形外科でMRI検査をしたところ、初期の脊柱管狭窄症と診断されました。
ゴルフを休み投薬治療で、症状は少しずつ和らいではいますが、日常生活で座っていると右の股関節の詰まり感、右の太もものだるさ違和感、ふくらはぎのだるさ違和感、足全体は若干しびれているような感覚があるそうです。
たまたまお知り合いに当院の患者さんがいらっしゃったそうで、ご紹介で来院されました。この症状が出てから、全くゴルフができず、お困りのご様子でした。それもそのはず、ゴルフは新型コロナウィルスが流行る前は、週4日以上の練習と、年間30回以上のラウンドを回っていたそうです。
足のしびれの真実: 脊柱管狭窄症との深い関連性
脊柱管は、椎骨が連続して形成されるトンネルのような構造を指し、その中には脳から伸びる脊髄神経が存在します。脊柱管狭窄症は、この脊柱管が狭くなってしまう病状を指します。
狭窄の原因として、黄色靭帯の厚み増加、椎間板のヘルニア形成、骨の変形などがあります。この狭窄により、管内の神経が圧迫されることがあります。
多くの場合、脊柱管狭窄症は加齢による変化として発症しますが、狭窄を持つすべての人が症状を示すわけではありません。また、腰部の狭窄は、腰や足の痛みやしびれという症状として現れることが多く、歩行中の痛みが特徴的です。
その痛みも、腰を前に曲げて休んでいると緩和し、また歩き始めることができます。
治療・検査は、身体的な状態(歪み)や神経学的な所見(反射)を重点的に確認します。どの動作で痛みが生じるか、筋肉の力や感覚の確認などが行われます。
病院では、画像検査としては、レントゲン、MRI、CTが主に用いられ、それぞれ異なる観点から脊柱管の状態を評価します。中には脊柱管狭窄が確認できても、足の痛みやしびれが認められないケースがあります。ですから画像検査だけで手術を求めることは推奨されません。
症状や他の診察結果との整合性を確認して、最適な治療を選択することが重要だと考えます。
Tさんの画像診断は、脊柱管内に若干の骨化(骨が変形し棘のようになる)が見られ、それが神経に影響を与えているのだろうとの診断でした。
当院での治療
詳しく検査すると、Tさんは身体の歪みが見られ、腰を横に曲げると(側屈)右脚に痛みとしびれが強調されました。また、背骨を支え身体のバランサーでもあり、股関節を曲げる筋肉(腸腰筋群)の機能低下が大きく見られました。
この筋肉の機能低下が、腰骨に負担がかかり続けていたところで、腰を捻るスイングを無理にされたために問題が起こったと考えます。
治療は、身体の歪みを整える整体を行うと、「股関節の詰まるような違和感と、脚のしびれが軽くなりました」とお喜びの様子でした。
身体の歪みが整うと、背骨を支える筋肉が働けるようになります。背骨への負担が減ります。さらに、全身の血流も改善することから、痛んでる筋肉も回復して来ますので、定期的に治療をすることで各症状が良くなっていく旨をお話しさせていただきました。
患者さんからの声
Q.何が決め手で当院を受診されましたか?
A.紹介者から治療で効果が出たとの話をうかがい受診しました。
Q.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
A.右の腰、足の痛みを改善していただきたく受診しました。
Q.実際に受診されてよかったことを書いてください。
A.ていねいに説明を受け、1回目の治療でも少し改善された感じを受けました。
まとめ
この度は、脊柱管狭窄症の診断で、当院へ初診で来院された患者さんをご紹介させていただきました。継続的に治療を重ねることで、改善が望めるケースだと考えます。また、患者さんからご感想をいただいたらご報告させていただきます。
【監修:柔道整復師 神田博行】