こんにちは、新潟市中央区弁天橋通にあるかんだ整骨院、神田です。
今回のブログは、寝違えて仕事がとても辛かったことがお悩みでご来院された患者さんをご紹介します。
寝違えは首を動かすことも困難ですし、とても辛いですよね。そんな寝違えの原因と対処法を記事にしました。
ぜひご一読くださいね。
寝違えた首が下を向くのが辛い
患者さんは20代女性お仕事は歯科衛生士です。1週間前に美容院でカットとシャンプー後に首に違和感があったそうです。
翌日起床時、首に激痛があり、主に下を向くことができません。仕事柄、下を向くことがとても多く、辛い首をかばいながら、仕事をされていたそうです。.
いつもだったら、数日様子を見れば、痛みも動きも治っていたそうです。この度は良くならないばかりか、だんだん痛みがきつくなったので、当院へ来院されているお母様からのご紹介で来院されました。
「とにかく仕事中に下を向くのが辛く集中して治療処置ができません。」と、おっしゃっていました。
首を寝違えた時に1週間治らなかった原因とは
何が起こって痛みが出ているかについては、いろいろな意見がありますが検査や画像でとらえられるような変化がないのが一般的なので、正確な原因であるという証拠はありません。睡眠中不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血(血液の供給が不足)におちいり時にしこりとなっている、前日などにいつもはしないスポーツや労働をして一部の筋肉が痙攣している(こむら返り)、頸椎の後ろの関節(椎間関節)の袋(関節包)に炎症がおこる、などの原因が考えられています。筋肉の阻血・疲労や関節包の炎症を引き起こすのは、上肢の使い過ぎ(手で重いものを持つ動作は頸の後ろの筋肉に負担がでます)、同じ姿勢の持続(飲酒後の睡眠や疲れ果てての睡眠などでは寝返りが少なくなる・パソコンや事務作業が長時間に及ぶと頭を一定位置に保持するために頸部の筋肉に負担が生じる)、が原因の場合が多いと思われます。いずれにしても、「外傷(けが)」ではなく、軽い病気です。
寝違えの病態と原因(日本整形医学会)
kさんは歯科衛生士で、患者さんの処置をする時、前かがみで覗き込むような姿勢が多いそうです。その際には口腔内の細かな治療も行います。
上記の日本整形医学会にも、『筋肉の阻血・疲労や関節包の炎症を引き起こすのは、上肢の使い過ぎ(手で重いものを持つ動作は頸の後ろの筋肉に負担がでます)、同じ姿勢の持続(飲酒後の睡眠や疲れ果てての睡眠などでは寝返りが少なくなる・パソコンや事務作業が長時間に及ぶと頭を一定位置に保持するために頸部の筋肉に負担が生じる)、が原因の場合が多いと思われます。』とあります。
お仕事の姿勢が長く続いたことで、頭を支える筋肉に負担がかかると血の巡りが悪くなってしまいます。その結果、筋肉に酸素や栄養が行きにくくなります。そのような首の状態で、美容院でジッとしていたのも悪影響だったのでしょう。
またお話を伺うと、ここ最近、首や肩が凝るような症状があったとのことです。
色々と重なった結果、寝違いになったと考えます。
肩こりと寝違え
当院に来院される寝違いの患者さんの多くに『肩こりがある』とお聞きすることが圧倒的に多いです。
肩こりが日常的にあって、同じ姿勢が続いたり、不自然な力が首に掛かったりすると、容易に寝違いを起こしやすいようです。またそれが治りにくいのかもしれません。
身体の歪み
治療前は身体の中心も歪みバンザイができませんでしたが、治療後は、体も真っ直ぐになりバンザイもできるように。
Kさんもそのような状態で、肩こり+寝違いがなかなか良くならなかったと考察しました。
また、Kさんは肩こりの既往があることから、日常から身体の歪みがありました。それはご本人も自覚があり、『鏡の前でタタの高さが違う』『座ると脚を組みがち』といった姿勢でした。
治療は、その歪みを整えること、寝違いで首の動きがロックしているのでその改善の治療を行いました。
首のロックは2回の治療で寛解し、現在は肩こりと歪みを整えるメンテナンス治療に、4週間に1回通院されております。
首を寝違えたときにやっていただきたい対処法とやってほしく無いこと。
やっていただきたいこと
アイシング
ビニール袋に氷(冷蔵庫のアイスキューブを10個くらい)を入れます。それを首や肩・肩甲骨内側に当てます。一ヶ所に止まらず常に袋を動かしてください。かなり冷たいですが頑張ってください。10〜15分行います。
オプションですが、その後出来ることなら、シャワーで体の表面の冷えを取ります。蒸しタオルでもOKです。
やっていただきたくないこと
マッサージ
痛い筋をグリグリマッサージするのは、より筋肉を緊張させてしまうのでオススメしません。さらに悪化させることがあります。
どうしてもマッサージしたければ、赤ちゃんを撫でる感じで、さすってください。
患者さんの声
A.何が決め手で当院を受診されましたか?
Q.母からの紹介で受診しました。
A.どのような症状にお悩みで当院を受診されましたか?
Q.1週間前から首を動かすと強い痛みがあり、受診しました。仕事中、下が向けなくて困ってました。
A.実際に受診されて良かったことをお書きください。
Q.首の動きが良くなり、痛みも軽くなりました。下が向けるようになり、仕事での不安がなくなりました。
まとめ
寝違いは首の動きが急激に制限されるので、とても辛いですよね。また、肩こりや首こりが背景にあることが、とても多く見られます。寝違いがなかなか治らない方は、お近くの医療機関でお早めの受診をお勧めします。
また、当院で寝違えの治療をご希望の方は、下記からご相談いただけたら幸いです。
【監修:柔道整復師 神田博行】